11月12日(土)
まさかまさかの大逆転劇でトランプさんが米国大統領選挙に勝利した。「こんな暴力発言の人が大統領になったら世界はどうなってしまうのか。」と世界中から懸念の声があがっている。
日本に対しても彼は「日本は安保にタダ乗りだ。駐留軍経費負担を大幅に増やさないと、日本から撤退するぞ。」と脅しをかけている。これに対する我国の反応は、疑心暗鬼惑っているというところだろうか。しかし彼の発言にも一理あるのでは・・・と私は密かに思わぬで無い。
国防を担う軍隊とは、命令されれば殺し合いまでやる世の中で一番過激且つ非情な公職だろう。その国防を我国は、「うちら憲法で軍隊を持てない事になってるんで、一つ頼んますワ。」とアメリカにゲタを預けるというか見て見ぬふり、他国から見れば立派な軍隊なのに「自衛隊」と呼び、「歩兵」なのに「普通科隊員」、「戦車兵」なのに「機甲科隊員」と姑息な言葉で誤魔化している。
終戦から70年以上経とうとしてるのに、今だ他国の軍隊に国土の一部を占有され続けているのって、独立国家としては恥ずべき事ではないのだろうか。基地問題については大騒ぎするけれど、政府に批判的なマスコミや文化人ですら在日米軍撤退に関して声を大にしないのは不思議でならない。
こういう風に書くとオマエは改憲論者か軍国主義者かと責められそうだが、そんなつもりは全く無い。国民の合意があれば、社民党が主張するように「非武装・中立」で軍隊を持たなくたってよいと思う。現憲法ではこれが正論だから、ただこれによって生ずる事態には国民自身が責任を負う覚悟が必要だ。
「何時までも面倒をみてると思ったら大間違いだゾ。自分のケツは自分で拭け。」というトランプさんの脅しは、日本の今後の在り方に対する警鐘なのかも知れない。マスコミはよく安倍総理の事を「アメリカの忠犬ポチ」と侮蔑するけれど、「日本は良い子なんだから助けてくれるのが当然じゃん」と思っている日本人の方こそ、アメリカにパラサイトする忠犬ポチに思えてならない。・・・
・・・トランプさんの事で語ろうと思ったら、つい熱くなってよけいなことを喋ってもうた。認知症寸前の年寄りが言う妄言だから、あんまり気にしないでね。