11月12日(土) 天気=晴れ時々曇り
09:20後閑コース登山口→ 10:38登山道合流地点→ 11:04~47三峰山→ 12:10登山道合流地点→ 12:54後閑コース登山口
上越国境の山々に雪が降ったと聞いたので、一ノ倉沢出合辺りで雪山と岩壁と紅葉の豪華コラボが見れるかもと谷川岳へ向かったのだが、関越道の沼田辺りまで晴れていたのに登山口がある土合の駐車場に着いたら雨がシトシトと降っている。これじゃ紅葉見物は無理と、急遽予定を沼田近郊の三峰山登山に変更した。
三峰山は関越道下りの沼田ICを過ぎた辺りから見え、山頂部が数キロにわたって平たい航空母艦みたいな形の山で通る度に気になっていた。谷川岳登山口から30分程車で移動し、三峰山トンネル傍の登山口に着いた。
登山口の案内看板
登山口には車5~6台の駐車スペースと大きな案内看板が立っていた。車道から左に分岐する狭い林道が登山コースの入口で、そこを数百m進むと更に狭い林道が左に分岐しその道を100m程入った所から登山道が始まった。
林道の分岐地点
しばらく樹林帯の緩やかな道が続くが、やがてロープが張られた急坂を越え岩のゴロゴロした所を通過すると、小沢沿いになった。沢沿いにしばらく進んで沢を離れ樹林帯の緩やかな道を登ると、河内神社からの登山道と合流した。
緩やかな樹林帯の登り
ロープが張られた急な道(下山時)
岩がゴロゴロした道
沢沿いの道
三峰山は南北数キロに亘って山頂台地が続いており、地図では山の中央部を三峰山と標記しているが、実際の最高地点は山頂台地の北端にある。登山道合流地点を左に曲り、緩やかな尾根道を小さくアップダウンしながら進んで行く。この尾根道は自然林も多くソコソコの紅葉が見られる。
登山道合流地点
道沿いの紅葉
同上
同 上
二つほどの小ピークを越えて一登りしたピークが三峰山(1123m)だった。さして広くない山頂にはベンチが一つあり、疎林に囲まれているが標識が立つ北の方向は展望が効き、谷川連峰が望めるが生憎と灰色の雲に覆われその姿を見る事は出来なかった。
三峰山山頂
寒風で冷えた身体を暖めようとコンロに火をつけようとするが、コンロが不調で四苦八苦する。それでも何とかお湯を沸しカップヌードルとお汁粉で身体を暖めた。40分程滞在し山頂を後にする。
往路を降り、山頂から約1時間余で車を停めている登山口へ戻って来た。後閑駅から三峰山まで続く今日のコースは、樹林帯の緩やかな林道、沢沿いの道、少しばかりのヤブ道、そして樹林の尾根道と変化に富んだ楽しい道程だった。地味な低山だけどここも群馬百名山の一つなので、その山頂を踏めたのは嬉しかった。
登山口へ戻ってきた。
車に乗ると登山口の近くに在った日帰り温泉「三峰の湯」に向かう。ここはみなかみ町が運営しており、人里離れた山中にあり仮設のプレハブみたいな建物で実に簡素な佇まい、しかし料金は大人360円と安く源泉掛け流しのお湯も豊富で素朴な佇まいが観光ズレしてなくて逆に良い。共同浴場みたいな雰囲気で地元の常連さんでけっこう賑わっていた。
みなかみ町営「三峰の湯」
温泉を後にすると一般道を渋川インターまで走り、渋川インターから渋滞前の関越道を経由して夕方4時頃に我が家へ到着した。助手席の妻は「こんなに早いんだったら水上の美術館を観たかったのに」とケチをつける。「何言ってんだい。こっちは渋滞に巻き込まれまいと早めに帰ったのに、自分は運転お任せで帰路の途中殆ど爆睡してたじゃないか、全くよく言うよ。」