Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

白馬村のペンションから届いた寂しい便り

2017年07月07日 | 日記

 7月7日(金)

 信州白馬村にあるペンション「ヴィヴァルディ」からハガキが届いた。このペンションは栂池スキー場と岩岳スキー場の中間地点に在り、スキー客がよく利用する宿で、我々夫婦も年に一度は訪れている。私より幾分高齢のご夫婦が経営し、親しみ易い人柄と地産地消の料理が美味しい小じんまりとしたアットホームな雰囲気の宿である。

 ハガキの内容は「・・・8月23日をもってペンション経営を卒業する事になりました。・・・今後はもう少し雪の少ない地で、第3の人生を夫婦で歩んでいきます。・・・ペンションにつきましては新しく若い夫婦が・・そのまま継いで営業してくれますので、・・・長い間本当にありがとうございました。・・・」と書かれていた。

 リピーターが多かったから宿の経営そのものは問題なかったろうが、豪雪地帯で宿泊施設を営むのは体力気力とも充実していなければ困難で、年齢的にも限界を感じられたのかも知れない。

 現在、信州に限らず日本のスキー場は何処も大勢の外国人スキーヤーを受け入れて利益を維持しているが、あまり商売っ気の無いオーナーは「雰囲気が変わってしまうので、ウチは外国人客をお断りしてるんですよ。」と話していたのが記憶に残っている。そんな心配りのある優しいご夫婦に、もう会えないのかと思うとそこはかと無く寂しい。

 ペンジョン、ヴィヴァルディ(今年2月14日訪れた時)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする