Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、大持山西尾根登山

2018年05月01日 | 山歩き

4月30日(金)     天気=晴れ

 

07:07浦山大日堂奥→ 07:36冠岩→ 07:42廃屋→ 08:33~40鳥首峠→ 09:09~18天神山→ 09:26~30ウノタワ→ 09:55~58横倉山→ 10:06~35妻坂峠分岐(食事休憩)→ 10:44~48大持山→ 12:02焼山ピーク→ 13:10浦山大日堂

 

 数日前甲州日向山へ登った時、「ワラビが一杯採れる山があるんだけど、行ってみる気ある?」とKさんから話しがあった。全員大乗り気で、用事があるというYさんを除いた日向山登山のメンバーで、ワラビがあるという山へ出掛けた。

 羊山公園の芝桜で賑わう秩父市を通過し、浦山ダム湖畔を通り浦山大日堂の奥が登山のスタート地点であった。林道沿いに30分程歩き、鉄橋を渡った所から登山道が始まる。橋の対岸にある大岩は冠岩と呼ばれ地図にも記載されている。

 浦山大日堂奥の空き地に車を停める

 林道を登って行く

 橋の対岸の冠岩

 冠岩から少し進むと1軒の廃屋があり、その先は単調な植林帯がしばらく続く。涸れ沢を越えて、山腹を巻くように樹林帯を登って行くと爽やかな風が吹くようになり、冠岩から1時間程で武甲山から川苔山へ続く稜線の一角、鳥首峠に着いた。

 一軒家の廃屋

 涸れ沢を渡る

 峠間近の登山道

 鳥首峠

 ここを左に曲り尾根道を登ると、道の右側はトラロープが張られJFEミネラルという会社名で「関係者以外立入禁止」と標識が設置されている。ロープの右手は、石灰石の採掘現場となっているようだ。

 立入禁止のロープ沿いに進む

 やがて樹林が伐採された展望の良い場所に出た。前方に天神山の丸いピークが立ちはだかる。急坂を登って着いた天神山の山頂は、木々に覆われ展望は無い。この辺りからブナの美しい林が続く。

 天神山を望む伐採地

 ブナの巨木に佇む貴婦人達?

 天神山付近のブナ林

 天神山から10分程で、ウノタワの広々とした草原に出た。Kさんの話では「ここには以前沼があって、それが干上がった跡」という事だ。ウノタワから急登を登った先が横倉山(1197m)で、標識が無ければ山頂とは気付かぬ地味な山頂だ。

 ウノタワの草原広場

 ウノタワから横倉山へ

 横倉山山頂

 横倉山から8分程で妻坂峠への分岐に着いた。見晴も良いので此処で食事タイムとする。分岐までは誰一人会わなかったのに妻坂峠の方から登山者が次々登って来る。武甲山や伊豆ヶ岳と並んで大持山は奥武蔵の中では人気の高い山なのだ。

 妻坂峠分岐でランチタイム

 30分程で休憩を終え、大持山へ向う。10分足らずの登りでアッケなく大持山(1294m)の山頂に着いた。大勢の登山者で賑わっているが、山頂からの展望は無い。記念の写真を撮り終えるといよいよバリエーションルートの大持山西尾根を降って行く。

 大持山山頂

 大持山から西尾根を降る

 特に標識の類は無いから何処から降って行くか判別し難い。踏み跡は薄いが西尾根はブナ林の気持ちの良いコースだ。支尾根が次々と別れるので、GPSと地図を見比べ慎重にルートを定めて降る。道標が一切無いので緊張感もあるが、それが山歩きの楽しさとも言える。

 気持ちの良いブナ林の道

 中間地点付近で登って来るパーティと遭遇、このルートで間違いないと確信できた。更に降り痩せ尾根を越えると地図に焼山と記された793mピークだったが、テープにその名が記されただけの詰まらぬ山頂だった。

 焼山山頂

 焼山から少し降ると伐採地に出て展望が開き、巨大な高圧電線鉄塔が建っていた。そこからしばらく降ると再び高圧電線鉄塔が建っており、こちらも展望が効いた。

 上の高圧電線鉄塔

 下の高圧電線鉄塔

 下の鉄塔を通過すると、沢音や車の騒音も聞こえ集落が間近になった。樹林帯に続く薄い踏み跡を降って行くと集落に建つ家々の屋根が見え、民家の軒先を抜けて浦山大日堂近くの集落に降立った。

 集落間近の樹林帯の道

 大持山西尾根の入口

 全員が車に乗り込むと、横瀬町の日帰り温泉「武甲の湯」へと向かう。秩父市街の道路は羊山公園の芝桜を見物する車で大渋滞、抜けるのに苦労したが武甲の湯はさほど混雑しておらず広々とした温泉でゆっくり山の汗と疲れをいやす事ができた。

 大持山は奥武蔵のエリアでは武甲山に次ぐ高峰で、ブナ林が多く自然豊かな山だ。新緑の今が最も美しいベストシーズンで、山の英気をタップリ浴びて実に快適な山歩きができた。

 アッソウソウ山へ行くキッカケとなったワラビの収穫だが、Kさんから強く釘を刺され、その場所・収穫量については極秘シークレットでお答えできません。ただ参加者全員の顔に笑顔が絶えなかったという事でお察しください。Kさんエクセレントな山行ありがとうございました。

コメント
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