Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

カラパタールトレッキング12日目~13日目

2018年12月17日 | ヒマラヤ・カラパタール紀行

11月3日(土)     天気=晴れ後曇り

 

パンボチェ08:35→ 11:46~12:28プンキテンガ(昼食)→ 14:03キャンジュマ(歩行5時間)

 

 バンボチェの朝は心地よい寒さで、標高が下がると空気の濃さと暖かさが全然違う。今宵の宿泊地キャンジュマまでは、アップダウンのさほど無い街道歩きなので、のんびり気分で出発する。

 バンボチェのエベレストビューロッジから望むローツェとエベレスト

 谷間の道を緩やかに降りドードコシ川に架かる長い吊橋を渡ると、タンボチェに向けて緩やかに登りになる。アマ・ダムラム峰が背後から我々を見送ってくれるかのようだ。

 長い吊橋を渡ってタンボチェへ

 アマ・ダムラム峰が見送ってくれる。

 尾根上のタンボチェ集落に達すると、雲をまとったエベレストの眺めが素晴らしい。タンボチェから標高差600mの急坂をジグザグに降り、川沿いのプンテキンガに着いてランチタイムとなる。標高が3200mまで下がって、空気の濃さを実感する。

 タンボチェへ到着

 タンボチェからエベレスト(左奥)とローツェ(右)

 プンテキンガを出発すると長い吊橋を渡り、今度はトラバース道まで標高差300m程の登りになる。そして世界一美しい景色のトラバース道が始まる。行きはエベレストへ向けて歩いたが、帰りはコンデリ峰(6187m)へ向けて進んで行く。

 コンデリ峰へ向かって進む。

 前を歩いていたニマさんが突然谷底を指さし「マウンテンゴーとがいる。」と私に声を掛けた。マウンテンゴートとは野生の山羊の事で、姿を見せるのは珍しいそうだ。

 マウンテンゴート(野生の山羊)が2頭(右上)小さく見えた。

 ゴーキョピークへの分岐を過ぎるとすぐにキャンジュマの集落で、午後2時過ぎにタムセルクロッジへ着いた。あと1時間も歩けばナムチェバザールまで行けるのだが、カトマンズへ戻る飛行機の搭乗日が4日後なので、あまり早くルクラへ到着しても時間を持て余して困るらしい。

 キゃンジュマのタムセルクロッジ

 ロッジの部屋からはアマ・ダムラムやエベレストの展望が良く、午後はノンビリ休養した。夕食はヤク肉がたっぷり入った本格的ハヤシライスで、トレッキング中に食べた料理の中でも断トツの美味さだった。

 

 

11月4日(日)     天気=晴れ後曇り

 

キャンジュマ08:02→ 09:25ナムチェバザール(歩行2時間)

 

 キャンジュマのロッジを朝8時過ぎに出発する。平坦なトラバース道をノンビリと1時間余歩いて、アッサリナムチェバザールに着いた。8日ぶりに戻ったナムチェの村がまるで大都会のように見える。

 キャンジュマのロッジからローツェ(左)とアマ・ダムラム(右)

 トラバース道をナムチェへ向かう。

 エベレストを背にトラバース道を進む。

 ナムチェの村が見えた。

 ナムチェ村を一望

 今日は時間がたっぷりあるので、宿へ行く前にソナム写真館(ヒマラヤの写真展示と販売をしている。)やサガルマータナショナル博物館(入館無料のビジターセンター)等を見学する。その後マウンティービューロッジに投宿し、ロッジで昼食を終えた午後は自由時間となり、ナムチェの街中をブラブラ散策したりして過ごした。

 サガルマータナショナル博物館

博物館の庭に立つシェルパ(女性シェルパで初めてエベレストに登頂した人?)像の前で記念写真

 ナムチェ村入口の共同洗い場で、地元の女性が賑やかに洗濯中

 ナムチェ村のメインストリート

 日本の居酒屋風のレストランもあった。

 マウンティービューロッジの前で

 10月25日にトレッキングを開始して以来お風呂やシャワーとは一切無かったので、早くカトマンズへ戻ってのホテルの浴槽にドップリ浸かるのが待ち遠しい。

 だけど明日ナムチェを出発すれば、エベレストを始めとするヒマラヤ高峰群の大展望とはオサラバしなくちゃならず、それが寂しくて去り難い思いも一方にある。

 ロッジから眺めるタムセルク峰(6623m)

コメント
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