Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、蕨山~藤棚山

2018年12月25日 | 山歩き

12月24日(月)       天気=晴れ

08:10名郷バス停→ 08:23林道終点→ 08:54尾根上→ 09:47橋小屋ノ頭分岐→ 09:50~10:20蕨山(展望台)→ 10:41~47藤棚山→ 11:09大ヨケノ頭→ 11:20林道出合→ 11:57~12:02金毘羅神社跡→  12:13見晴→ 12:30さわらびの湯駐車場

 

 先月カラパタールトレッキングから戻って以来一度も山へ行っていないので、無性に山が歩きたくなり奥武蔵の蕨山へ出掛けた。早朝我家を出発し、名栗湖傍のさわらびの湯温泉駐車場に車を停める。

 此処からバス(バス代350円)に乗り蕨山登山口がある名郷に着いた。今朝は冬晴れの天気だが、吹く風が凍えるように冷たい。入間川源流に架かる橋を渡ってしばらくダートの林道歩く。

 名郷のバス停

 20分程で林道は尽き、此処から登山道が始まる。最初からジグザグの急登だ。小沢を渡ると今度は直線状の急登になる。林道終点から30分程で尾根に達し此処を左に曲って、尾根道となる。

 林道終点

 登山道入口

 樹林帯の急登

 尾根に着いた途端西からの冷たい風が身体を身震いさせる。蕨山山頂へ向かう尾根道は中々急登で、途中には幾つか岩場や小さなアップダウンもあり変化に富んだ道だ。

 尾根到達地点

 途中の岩場

 凍える寒さで休む気にもならず、名郷を出発して一度も休憩せずに蕨山(1033m)に着いた。誰も居ない山頂は北側に展望があり、秩父の武甲山や関東平野が望まれた。ベンチに座るとコンロでお湯を沸しカップヌードルとコーヒーで身体を暖める。

 山頂手前の登山道分岐

 蕨山山頂

 山頂から北の眺め

 休憩を終えると東に延びる尾根を降って行く。金毘羅山へ向う尾根道は樹林に覆われ展望こそ無いものの、緩やかなアップダウンが続く快適なハイキングコースだ。

 緩やかな尾根道

 蕨山から20分程の歩きで藤棚山(920m)に着き、更に20分余歩いて大ヨケノ頭(771m)に着いた。いずれも標識が無ければ山頂と気付かぬ小さなピークで展望もパッとしなかった。

 藤棚山山頂

 樹間越しに見る名栗湖対岸の棒ノ折山方面

 西南の川苔山方面

 大ヨケノ頭山頂

 大ヨケノ頭を降ると林道が交差する。峠付近に4WD車が3台程停まっていたが、猟犬の鳴き声も聞こえたので狩猟ハンターの車だろう。林道を越えるとしばらくゆったりとした平坦な尾根が続く。

 尾根越えの林道が交差する

 平坦な尾根道が続く

 黙々と歩いていると向こう側から銃を背負ったオジサンが一人歩いて来た。「何を獲っているんですか?」と訊ねたかったが言葉を交わす事無く会釈して通り過ぎて行った。更に進むと右手前方下に名栗湖の青い湖面が樹間越しに望まれた。

 すれ違ったハンターのおじさん

 右下に名栗湖が見えた

 この尾根の何処かが金毘羅山のはずだが、山頂標識が見つからず結局どこが山頂か判らぬまま通り過ぎてしまった。しばらく尾根を降ると簡素な鳥居が建つ金毘羅神社跡地へ着いた。過って此処には神社が在ったそうだが火災で焼失し、今は小さな石の祠だけがポツンと残されている。

 金比羅神社跡地の鳥居

 跡地の石の祠

 鳥居を潜って更に尾根の急坂を降り、雑木林の中を進んで行くと、「見晴」と記された標識が立つ場所に着いた。地名からすれば眺めの良い場所であったのだろうが、今は樹木が育ち過ぎて全く展望は無い。

 「見晴」を過ぎても展望の無い樹林帯の降りが続き「さわらびの湯バス停0.5キロ」と書かれた標識の所で右に曲り、少し降ると程なく車道に出て、さわらびの湯駐車場に到着した。

 「さわらびの湯バス停0.5キロ」と書かれた標識

 墓地の左脇から車道に出る

 バス停横の駐車場到着

 車に乗り込むと早速さわらびの湯へ移動し、登山の疲れと汗を流す。此処は飯能市名栗地区にある貴重な日帰り温泉で、奥武蔵のハイキングに訪れた折りにはよく利用する。大人料金800円と少し割高だが、露天風呂もあて雰囲気はとても良い。週末はいつも混み合うのだが、冬場のせいか入浴客はそれ程いなかった。

 日帰り温泉「さわらびの湯」

 今日歩いた蕨山ハイキングコースは展望こそ恵まれないものの、登山道は明瞭で程々に変化もあって楽しい道程だった。何よりゴールが温泉というのが嬉しい。春秋のベストシーズンは混み合うと思うので、初冬の今が一番お勧めの時期かも知れない。

コメント
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