老いと共に体力が衰えるのはどうしようもない事で、どんなに頑張っても抗いようがない。先日小川和紙マラソンを走ったけれど、私のマラソン記録も齢を重ねる毎に緩やかな曲線を描いて下がり続けている。
これを少しでも食い止めるには、もう文明の利器に頼る他ない。最近は運動用具も随分進化しており、レースを走るランナーの服装も様変わりした。昔はランニングシャツに短パン姿で走る人が殆どだったが、近頃は肌にピッタリ密着したタイツ姿の人を多く見掛けるようになった。この方が筋肉をしっかりサポートして、脚の疲労や故障も少ないらしい。
そんなに良いものなら私も恩恵に預かりたいと、スポーツ用品店巡りをしてみたが、ランニング用タイツというのは想定外に高くどれも万単位の値札が付いていた。効果のハッキリしない品物を、そんなに高い銭を払ってまで買うべきなのかと躊躇われた。
それに70歳過ぎのオジンが身に着けると、洋風のももひきみたいでカッコ悪い。これじゃまるで人力車夫の無法松みたい、脚が長くてスラリとした体型の人でなけりゃタイツ姿は似合わないのだ。
しかし何も対策を講じなければ私の記録は低下の一途を辿るばかりだ。そこで検討の結果、ふくらはぎ用のランニングサポーター(下記写真)を購入する事にした。これなら値段も3千円位で済む。
説明書には「脚の筋肉をしっかりサポートする。」と書かれているから少しは効果もあるだろう。そして実際に小川和紙マラソンで着用してみたが、脚の筋肉痛や痙攣も無くハーフマラソンを完走出来たから、それなりの効果があった・・・ような気がする。