Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

道東、武佐岳登山(詳細)

2019年08月06日 | 山歩き

7月24日(水)      天気=曇り

06:29旧登山口→ 07:09~15憩清山荘→ 07:41五合目→ 08:03七合目→ 08:51~09:17武佐岳→ 10:10五合目→ 10:25~30憩清山荘→ 10:58旧登山口

 

 今夜は知床半島、羅臼の宿を予約済みなので、その前に近辺で簡単に登れる山は無いものかと探して見つけたのが、知床半島の付け根に位置する武佐岳だった。

 この山は標高1千mを僅かに越える低山だが、根釧原野や根室海峡そして知床連峰などの展望が魅力であるとガイドブックに書かれていた。前夜は中標津町の緑ヶ丘キャンプ場で過ごした。此処は町営キャンプ場で、テント持込みだと一張り270円、貸しテントでも540円だったから、我々は8人は充分収容できそうな大きな貸しテントに泊ったが中々快適であった。

 中標津町、緑ヶ丘キャンプ場

 朝方キャンプ場を出発し、AM6時過ぎに武佐岳の旧登山口へ到着した。此処は展望の良い広場で入山記録ノートが入ったポストが設置されている。ノートを見ると2日前の登山者が最後で、今日は誰も入山していないようだ。

 旧登山口

 ノートの記入を終えると出発する。最初はダートのわりと緩やかな林道を進んで行く。20分程歩く林道が分岐し、武佐岳へは右手の荒れた林道を進む。林道の分岐地点が地図上の登山口で、此処まで車で進入できるが、旧登山口から歩いても大した距離では無い。

 最初は林道を進んで行く。

 林道の分岐地点

 武佐岳へ向かう林道は荒れており、普通車の通行は困難だろう。やがて道は細い登山道へと変りしばらく樹林帯を歩いて行くと、憩清山荘に着いた。名前は立派な山小屋だが室内はかなり荒れており、此処へ泊ろうという気分にはなれない。山荘の傍には沢の流水があり今日のコースで唯一の水場がある。

 林道から登山道に変る。

 平坦な樹林帯を進む。

 憩清山荘

 憩清山荘からだんだん急な登りとなり、しばらく頑張ると武佐岳から南西に延びる尾根に達し、その後は樹林帯の尾根道を登って行く。時折樹間越しに山頂部を望むが、白い雲に覆われて山容を見る事ができない。

 五合目

 雲に覆われた山頂部

 八合目の見晴台を越えると、緩やかだった尾根道が急登に変る。此処が最後の頑張りどころで、やがて武佐岳北峰との鞍部に達し、そこから僅かな登りで武佐岳(1005m)へ到着した。

 山頂直下の急登

 鞍部から山頂を見上げる。

 武佐岳山頂

 岩のゴロゴロした狭い山頂は冷たい風が吹き抜けて、肌寒いので岩陰へ身を潜めて休憩する。流れる雲が山頂部を覆い、殆ど展望を得る事は無かったが、時折り雲が途切れて根室海峡の海岸線や、遠く羅臼岳などの知床連峰を望む事ができた。

 山頂から根室海峡の海岸線

 山頂から知床連峰方面

 30分足らず滞在し、山頂を後にする。下山途中の七合目付近で我々と同年輩のご夫婦とすれ違ったが、今日出会った登山者はこの人達だけであった。朝方からズーッと今にも雨の降りそうな天気だったので、下山の道は殆ど休む事無く歩き、山頂から1時間40分程で車を停めている旧登山口へ戻って来た。入山ノートに下山時刻を記して、車へ乗り込んだ頃からポツポツ雨が降り始めた。

 武佐岳は登山道が良く整備され危険な場所も無いので、気楽な気分でハイキングができる山です。山頂からの展望が得られなかったのは残念だったが、静寂の山歩きを楽しめたのでソコソコに満足な山行でした。

 下山後入浴した中標津町の保養所温泉旅館(入浴料金500円、簡素な佇まいの良い温泉だった。)

コメント
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