Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北アルプス裏銀座縦走4日目(詳細)

2019年08月29日 | 山歩き

8月21日(水)      天気=

鏡平山荘~左俣谷~新穂高温泉

05:33鏡平山荘→ 06:37イタドリ原→ 07:09秩父沢→ 07:56~08:03林道出合→ 08:19~27ワサビ平小屋→ 08:47中崎橋→ 09:25新穂高温泉

 

 登山最終日の朝も、小雨混じりの天気で迎えた。今日は新穂高温泉まで降るだけなので、気分的は随分楽だ。雨に濡れた登山道は滑りやすく、転ばぬよう慎重に降って行く。

 朝の鏡池

 連日の雨で登山道を横切る沢が増水して渡れなくなるのではと心配だったが、中間地点にある一番大きな秩父沢でもそれ程の増水は無かったので、支障無く渡る事ができた。

 増水した沢を横切る。

 秩父沢

 こんな天気でも多くの人達が登って来る。大きなザックを背負った山岳部の高校生集団が、雨に打たれながら列をなして登って来る。今日は双六小屋のテント場まで行くのだろうか、重い荷に耐えて黙々と歩く若者達の姿にチョット感動した。

 眼下に左俣谷の林道が見えた。

 ひたすら降って行くと眼下に左俣谷の河原と林道が見え、やがて緩やかな道となり、左俣林道の合流地点へ降り立った。此処からは林道歩きなので、暑苦しい雨具を脱いで傘を差して降って行く。

 左俣林道との合流地点  

 合流地点から15分程でワサビ平小屋に着き一息入れる。ここは食堂も併設された立派な山小屋で、行き交う何組かのグループが休憩していた。ワサビ平小屋を過ぎても単調な林道歩きが続く。

 わさび平小屋 

 去年降り立った笠新道の登山口を通過し、中崎橋を渡ると峻険な笠ヶ岳の穴毛谷が右手に見えてくる。やがて新穂高温泉の建物が見えてきて、林道を遮断するゲートを通過して橋を渡ると新穂高温泉のロープウェー駅だった。

 笠新道の登山口

 左俣林道入口ゲートを通過

 新穂高温泉ロープウェー駅

 バス停の時刻表を見ると松本駅行きバスの発車は2時間後で、それまでの待ち時間は駅内の売店や食堂をブラブラして時間をつぶした。11時30分発のバスに乗り、2時間かけて松本駅前に着き、松本駅からJRで車を駐車している穂高駅に向かった。

 車に乗ると安曇野市内に在る「ヴィレッジ安曇野」で入浴し、山の疲れと汚れを癒した。此処は公共の温泉宿で大人450円とリーズナブルな料金、施設も綺麗で居心地の良い温泉だった。その後安曇野インターから関越道を経由して帰宅の途につき、午後7時過ぎに五日ぶりの我が家へ戻った。

 40年ぶりの裏銀座縦走は天候不順でロクに景色も見えず、印象の薄いものだったが、アラセブンの老夫婦が北アルプスを代表するロングコースを歩き通せたという点で、ソコソコの達成感を感じています。

 こんな元気な年寄夫婦ですが、どこかの健康食品会社のテレビCMにでも使ってもらえないものでしょうか。ギャラは冒険家、三浦雄一郎氏の百分の一くらいでもけっこうですから。

 

コメント
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