Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№70、新潟、八海山(2百名山)

2019年09月07日 | 三百名山回顧

 ※ 前回のブログで載せたように、昭和54年の11月に八海山へ登っている。しかし8年前に、改めて妻と二人で八海山を登った。その記録が古い私のHPに残されていたので、それをリメイクして下記に転載してみました。

 

平成23年9月26日(月)  天気=曇り

 

08:50八海山ロープウェー山頂駅→ 09:35~38漕池→ 09:52~10:05女人堂避難小屋→ 10:12~15水場→ 10:41~51薬師岳→ 10:55~11:08千本檜小屋→ 11:20~28地蔵岳→ 11:30~35不動岳→ 11:50千本檜小屋(ここより単独で大日岳まで往復)→ 11:58不動岳→ 12:14迂回路分岐→ 12:17摩利支岳→ 12:22~25大日岳→ 12:33迂回路分岐→ 12:50~13:00千本檜小屋→ 13:05薬師岳→ 13:29水場→ 13:35~45女人堂避難小屋→ 13:57漕池→ 14:30八海山ロープウェー山頂駅

 

 昨日は米山に登った後、八海山山麓のペンション「ドルフ」に宿泊し、今朝は八海山ロープウェー山頂駅から八海山を目指す。2年前の5月に山仲間6名でこのコースへ来たのだが、山頂駅から上は残雪豊かな白銀の世界だった。

 八海山ロープウェー(下山時)

 なのに我々は山を甘く見てピッケル、アイゼン等の雪山装備を携行しなかった。これじゃ八海山を登れるはずも無く、途中で引き返したのだった。今回はそのリベンジを兼ねた登山です。

 始発のロープウェーに乗車して山頂駅にはAM8時47分到着、文明の利器で標高差771mを労せず獲得できた。今日の天気予報は「晴れ」なのだが、上空はドンヨリとした雲に覆われている。

 山頂駅から歩き始める。少し登って稜線に至れば、緩やかに上下する尾根道が池ノ峰(1296m)まで続く。雪山だった前回とは大違いで、遊歩道みたいな道を快調に進んで行く。池ノ峰の少し漕池があった。

 漕池

 池は直径20~30m程ので大きめの池塘といった感じ、覗いて見ると小さなオタマジャクシが一杯泳いでいる。案内板によれば、モリアオガエルという種類らしい。観光客風の人達が此処まで登って来ていた。

 池を過ぎた所から頭上に女人堂避難小屋が見えた。しばし急登を頑張ると小さな広場に建つ避難小屋に着いた。昨日見た米山山頂の小屋は綺麗だったが、女人堂の小屋も劣らず綺麗に整頓されていて感心する。広場からは山頂駅からのコースが展望でき、漕池も足下に小さく見える。

 女人堂避難小屋

 避難小屋からロープウェー山頂駅方面

 小屋から7~8分進んだ所には、清涼で豊かな流水が有り、貴重な水場となっている。水場から先は急登が続く。時折鎖場もあり、けっこう厳しいが、そんなに長い距離では無く、水場から30分余で薬師岳(1654m)に着いた。

 薬師岳へ向かう登山道の鎖場

 

 薬師岳山頂付近

  山頂には多くの仏像等が鎮座し此処が修験者の山である事を物語っている。山頂から八海山唯一の営業小屋である千本檜小屋までは僅かな距離で、小屋へ着いて休憩する。

 薬師岳から千本檜小屋へ向かう(奥の山は地蔵岳)

 千本檜小屋

 この先の稜線は地蔵岳から大日岳まで、八ツの峰が鬼のギザギザ歯のように並んで八ツ峰コースと呼ばれており、数多くの鎖が掛った上級コースとなっている。

 地蔵岳直下の巻道

 初心者は山腹を巻く迂回コースを歩くよう案内版に書かれていたが、取りあえず地蔵岳目指して上級コースの尾根道を行ってみる。幾つかの鎖を伝って稜線へ出ると、すぐ左手が地蔵岳(1707m)だった。山頂からの展望は抜群で、東に越後駒ヶ岳や中ノ岳が大きく、南は巻機山の姿が目立って見える。

 地蔵岳から越後駒ヶ岳方面

 地蔵岳山頂

 次のピーク不動岳までは僅かな距離だが、そこから先は大きく切れ込んだ鎖場となっている。不動岳まで来て妻が「ここまででいい。」と言うので、一旦二人で千本檜小屋まで引返し妻を小屋で待たせて、私は再び八ツ峰縦走へ向かう。

 地蔵岳から不動岳方面

 不動岳山頂

 不動岳へ戻ると、次から次に現れる鎖場を伝って幾つもの岩峰を越えていく。目まぐるしく変化するルートを辿って行くのはエキサイティングだ。やがて迂回路への分岐点を超えると、二つほど岩峰を越え大日岳(1720m)に着いた。此処が十合目と呼ばれ、一応八海山の山頂という事になっている。

 不動岳から大日岳方面

 大日岳へ向かうルートの鎖場

 剣ヶ峰から大日岳方面

 この先に岩峰は無く、入道岳を経て中ノ岳へ抜ける越後三山ルートが続いているのだが、山頂直下が土砂崩れの為現在は通行止めとなっている。山頂にタッチして往路を引返す。途中の分岐から迂回路を経由して、妻がポツンと一人寒そうに待つ千本檜小屋へ戻った。

 大日岳山頂から入道岳方面

 千本檜小屋へ戻る迂回路

八ツ峰の岩峰に名残を惜しんで、往路を下山する。ロープウェー山頂駅には14時半頃戻る事ができた。再びロープウェーに乗り山麓へ戻ると、そのまま車で越後湯沢ICから関越道に乗り、17時過ぎには我が家へ戻る事ができた。

コメント
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