Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

アカデミー賞受賞映画「パラサイト」を観てきました。

2020年02月20日 | 映画・コンサート

 2月19日(水)

 いつも訪れている映画館のポイントが1回分無料で見られるだけ溜まったので、さっそく映画館へ足を運び、今話題になっている韓国映画の「パラサイト」を観てきました。

 私は今まで韓国へ行った事も無ければ韓国映画を観た事も無かったが、この映画を観て韓国語と日本語に幾つも共通する言葉があるというのは意外な発見だった。

 それはさておき、この映画は貧民街の半地下住宅に住む貧困家族(両親と長男、長女)が、策を弄して高台に住む上流階級のIC社長家族に取り入っていくとというのがストーリーになっている。

 貧困家族が主役というところが、是枝監督の日本映画「万引き家族」と似てなくもないが、この映画の主役である家族は極めて厚かましくずうずうしい連中で、日本人とはどこか違う逞しい韓国人の気質を表しているようにも思える。

 映画のクライマックスは凄まじい修羅場となり、ある者は殺され残る者は犯罪者の烙印を押され貧困家族は崩壊するのだが、意表を突くような結末となっている。ポン・ジュノ監督はどうしようもない経済格差をこの映画で問題提議したかったようだが、物語の展開がチョット安直なようにも思えた。

 しかし喜劇だか悲劇だかそれともサスペンスなのか今一つ判別し難いこの映画は、最後の最後までハラハラドキドキさせられて、さすがアカデミー賞受賞の最高傑作とまでは思わぬが、十分に面白く見応えのある映画でした。

 

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