Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№75、奥日光、太郎山(3百名山)

2020年02月28日 | 三百名山回顧

 奥日光の太郎山へは2回訪れている。最初に登ったのは昭和54年10月22日(月)で、単独登山だった。日光駅から朝一番のバスに乗り、来徳入口のバス停から周回コースで登ったと記憶している。この時登りで歩いたハガタテ薙コースは、現在崖崩れで通行禁止となっている。

小太郎山から日光白根山方面

 太郎山山頂

 山頂の祠

 山頂から男体山

 山頂から女峰山(左)、小真名子山(右)方面

 

 次に登ったのは昭和57年10月17日(日)で、この時は所属するK山岳会の会山行でほぼ同じコースを歩いた。リーダーは女性若手のN子さん、女性3名、男性4名のメンバーで、前夜10時過ぎに東武東上線の成増駅からS君のトラックに全員乗車して、登山口へ向かったのだった。

 あの頃もトラックの荷台へ人間が乗るのは道交法違反であったはずだが、幌に隠れて姿が見えぬのでバレる事は無く、彼のトラックを利用して随分アチコチの山へ行ったものだった。(お蔭で交通費が安くなり、大いに助かった。)

 山行記録をN子さんが当時の会報に記載していたので、その概要を下記へ転載させてもらいます。アルバムに張ってあったその時の写真は、処理がまずかったのか全てセピア色に変色して使いものにならないものが多く、一部の写真だけ掲載しました。

 

日光・太郎山

昭和57年10月16日(土)夜~17日(日)  天気=快晴

行動記録:N子      参加者:男×4名、女×3名

22:40成増駅前発(S氏トラック)→ 01:40光徳牧場駐車場(トラック内で仮眠)06:25発→ 06:40旧太郎山登山口→ 08:15~30稜線→ 09:15~40小太郎山→ 10:00~11:30太郎山→ 11:50~12:10お花畑→ 13:25志津林道分岐→ 14:45~15:00梵字飯場→ 15:30光徳牧場

 

 日光というと観光地のイメージが強く、それも紅葉の真っただ中。きっと道路はどこも大混雑だろうなあと先々を心配しながら、Sさんのトラックに揺られること3時間。思ったより早く深夜の光徳牧場に着き、ホッとする。

 トラックの仲の仮眠も中々よいもの、5時過ぎに起床、昨夜着いた時には見えなかった周りの紅葉と肌寒さを加えて清々しい気持ちのよい目覚め、必要な物だけザックに押し込み出発する。Yさんは途中で切込湖方面へ向かい皆と別れる。

光徳牧場駐車場(Sさん(左端)のトラック前で)

 山王林道を少し歩くと日光の山の神様と呼ばれた故矢島市郎氏の句碑のある登山口で林道と別れ、浅い砂礫の谷間に入る。ハガタテ薙の急登も、両岸は紅葉も鮮やかでホッとするけど足元はガレ場で歩き難い。

 三角点標石のある小太郎山に着くと視界も開け、痩せ尾根を行くと直ぐ太郎山である。小太郎山で休んでいるとNさんが一人でひょっこり現れて皆をびっくりさせる。

小太郎山から太郎山?

 太郎山ノ山頂は主っていたより広く、西に白根、東に大きく日光表連峰、北に遠く尾瀬の山々、良い天気に展望にも恵まれて”GOOD”ノンビリと山の中に浸り、お腹も満たされて、「ああ来て良かったなあ」などと思いながら山頂を後にした。

山頂直下のお花畑

コメント
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