12月26日(土)
観音山ハイキングで訪れた秩父31番札所の観音院は、正式には「鷲窟山観音院」という名前で、人里離れた山寺です。前門を潜って296段の急な石段を登った所にある本殿は、断崖直下に建立されています。
ヒマラヤ山麓のチベット仏教寺院を思わせる秘境めいた雰囲気で、34ある秩父霊場札所の中では最も険しい難所に在るそうです。信仰の歴史を感じさせるお寺だったのでチョット紹介してみます。
前門を護る日本一巨大な石の仁王像
ここから296段の石階段が始まる。
断崖下に建つ観音院本殿
同、境内
本殿横にある聖浄ノ滝(昔は修験者が滝行していたと言うが、今は殆ど水が流れていない。)
本殿奥にある古い地層
東奥の院から眺める観音山の岩壁
※ 観音山ハイキングが早く終わったので、ついでに観音山の山頂から眼下に見えた合角ダムも見学して来ました。ダムによって造られた湖は、当時の土屋県知事さんによって「西秩父桃湖」と命名されたのですが、これが知事の長女「桃子」から名付けたのではと疑惑を持たれ、埼玉県では大きな政治問題となりました。
そんな大騒動も十数年の歳月を経て今ではすっかり忘れ去られ、合角ダムは鄙びた山村にヒッソリと水を湛えています。合角(カッカク)ダムという名が「合格」とも読めるので、最近では受験生達の合格祈願スポットになっているとも聞いています。
合角ダム
ダムサイトから西秩父桃湖
西秩父桃湖から観音山