Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

秩父、観音山ハイキング

2020年12月27日 | 山歩き

12月26日(土)      天気=晴れ

08:52観音院駐車場→ 09:00~06観音院→ 09:26牛首峠分岐→ 09:48~10:34観音寺→ 10:47牛首峠分岐→ 11:16~18牛首峠→ 11:41観音院駐車場

 

 埼玉百名山なるものが存在する事を最近ネットで知った。長年山歩きをしているのでその内多くの山は既に登っているが、20座程はまだ未踏で名前すら知らぬ山も幾つかあった。

 そんな山の一つが秩父市小鹿野町に聳える観音山で、中腹に「観音院」というお寺が在るところなどが、先日登った愛知県の鳳来寺山に似ていて登ってみたくなった。

 朝方我家を出発し関越道の花園ICで一般道へ降り、国道140号~県道37号を経由して9時前に登山口となる観音院駐車場に着いた。駐車場には我々の他にお寺関係者のものらしき軽トラックが1台あるだけ、埼玉百名山の一座といえマイナーな山のようだ。

 最初に巨大な石の仁王像が安置された前門を潜って、急な石階段を登って行く。10分足らずで岩壁の傍に建立された観音院本堂に着いた。境内に人気は無く秘境めいた雰囲気は、何年か前訪れたネパールのチベット仏教寺院を思わせる。

両側に仁王像(石の仁王像としては日本一の大きさだとか)が安置された前門を潜る。

急な石階段を登る。

岩壁の傍に建つ観音院本殿

 仏様への作法として幾ばくかのお賽銭を投じてお参りした後、本堂を後にする。急な石段を登って行くと東奥の院への道が右に分岐していたので、チョット寄り道してみたら小さな社殿が建っていた。

本殿の横が登山道の入口

石段を登る。

分岐の先に建つ東奥の院(観音山中腹の岩壁が望める)

 再び分岐に戻りロープが張られた急な階段を登って行くとやがて山腹を巻くトラバース道となり、しばらく行くと牛首峠分岐で観音山への道が右に分岐していた。

見た目より急な階段の道

牛首峠分岐(観音山へは右に曲がる)

 分岐から稜線までもジグザグの急登が続き、途中に「仁王像細工工場跡」と書かれた標識が在った。登山口の仁王像は此処で造られたのであろうか?やがて稜線に達し、眼下に合角ダムの湖面と集落が見下ろせた。

分岐からもソコソコ急な道が稜線まで続く。

稜線から眼下に合角ダムの湖面が見下ろせた。

 到達した稜線を左へ曲がって僅かに進むと観音山(698m)の山頂だった。狭い山頂だが展望も良くて南に奥秩父の主脈の山々、北は城峯山や父不見山更にその奥には御荷鉾山など群馬の山も見える。そして西は奥秩父の名峰、両神山が屏風のようにそそり立っている。

観音山山頂

山頂から南、奥秩父甲武信岳方面

山頂から北、父不見山方面(右奥に群馬の御荷鉾山が小さく見える)

山頂から西、両神山(奥の山)方面

 誰も居ない山頂でお湯を沸かしてブレイクタイム、木洩れ陽を浴びた山頂は居心地が良くて山歩きができる幸せを実感する。50分ほどの滞在で山頂を後にして分岐まで降り、分岐から牛首峠への道に入る。

山頂でブレイクタイム

 峠までの道は遊歩道歩きの気分だったが、落葉の積もった急なトラバース道や鎖場など緊張する個所もあり変化に飛んだ道だった。やがて岩壁を削った横を通過して、岩と岩の切れ間に着くとそこが牛首峠だった。

落葉の積もったトラバース道

鎖場の降り

岩壁の横を通過

岩の切れ間の牛首峠

 峠からは谷間の狭い沢沿いの道を降って行く。近年の大雨被害によるものか、沢沿いの道は流木などで荒廃しているが、歩き難いという程でも無い。中間地点で「昇龍ノ滝」への分岐があったので少し行ってみたが、道が荒れていたので途中で引き返した。やがて道がだんだん遊歩道っぽくなって、スタート地点の駐車場へ戻って来た。

狭い沢沿いの道を降る。

大雨被害の痕跡が残っている。

橋に流木が詰まっている。

V字谷の沢道

だんだん道が良くなってきた。

観音院の駐車場に到着

 

 今日は軽いハイキングのつもりであったが、歩いたコースは適度に変化があってスリリングで、先日の鳳来寺山に比べたら野性味豊かな観音山の方が格段に楽しく登った充実感があった。

 

コメント
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