Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№42,朝日連峰、大朝日岳(百名山)

2018年05月09日 | 三百名山回顧

 平成7年10月8日(日)~10日(火)  

 

 山形の朝日連峰は春の残雪期に一度登っただけなので、紅葉の時期にも行ってみたいと思いこの山行を計画した。しかし出発の直前に交通事故を起こして、車が使えなくなってしまった。

 山へ登る気分も失せてしまったが、同行する山仲間のE子さんや妻がヤル気充分だったので中止する訳にもいかず、その頃開通して間もない山形新幹線に乗って山形へ向かった。

 20数年前の薄い記憶でおぼろげだが、在来線の左沢駅から終点の白滝でバスを降り、林道をしばらく歩きその夜は登山口の朝日鉱泉で宿泊した。翌日、E子さんと我々夫婦の3人は、重い幕営装備を背に鳥原山経由で大朝日岳を目指した。

 大朝日岳へ向かう登山道(場所不明)

 鳥原山から小朝日岳

 

 

 登山口から鳥原山までは尾根道のきつい登りだったが、途中金山沢の水場を越えた。鳥原山からは森林限界を越え、雄大な展望が拡がり辛い登りを忘れさせてくれた。急登を終えて小朝日岳の山頂に着くと、大朝日岳の山容が行く手にどっしりと聳えていた。

 小朝日岳の登り

 小朝日岳から熊越まで急坂を降り、大朝日岳へ続く尾根道を黙々と登る。やがて山頂直下の大朝日小屋に到着し、近くの幕営地にテントを張る。金名水が湧く山上のテント場は、明るい雰囲気で快適な夜を過ごせた。

 大朝日小屋

 2日目の朝も好天が続き、装備をザックに収めると大朝日岳(1870m)の山頂へ向かう。山頂は360度の展望で北西に朝日連峰の主脈が延々と連なり、その奥に以東岳のゆったりした姿が望め、南には鋭い山容の祝瓶山の姿があった。

 大朝日岳山頂

 山頂から以東岳方面

 山頂から平岩山(手前)祝瓶山(奥の鋭鋒)方面

 山頂から小朝日岳方面

 山頂から月山方面?

 下山時の記憶もおぼろげだが、山頂を後にすると平岩山へと降り、平岩山から左に曲って御影森山と続く緩やかな尾根を降って朝日鉱泉へ降り立った。その日のうちに白滝からバスに乗り山形駅まで戻り、帰りの列車に乗る前に駅近く居酒屋で食べた郷土料理がやけに旨かった事だけはしっかり覚えている。

 御影森山へ続く尾根

 御影森山山頂

 当時は交通事故の件で意気消沈し登山などする気分で無かったが、大朝日岳を登った事で随分気持ちが前向きになれた。その意味では同行してくれたE子さんや妻に感謝々々の思いがある。朝日連峰は標高こそ2千mに届かぬものの、雄大な大自然が残された魅力的な山域であった。元気なうちに又何時か訪れてみたい。

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NHKの公開歌番組「J-MELO」を観てきたが、ロックは疲れる。

2018年05月07日 | 映画・コンサート

 5月7日(月)

 運よく抽選に当たったので、さいたま市の大宮ソニックシティで公開収録されたNHKの公開歌番組「J-MELO」を観に出掛けた。ソニックシティの入口で午後2時から客席の抽選があり、30分程並んでゲットした席は広い大ホール1階中央奥の方でまずまずの場所であった。

 客席の抽選会場

 大宮ソニックシティの大ホール会場

 午後5時から開演で、MCの女性シンガーMay・Jさんが客席に向かって「盛上げていきましょう。イェーイ」と叫ぶと、大半の観客が呼応して右手を突き上げ「イェーイ」と大声と応える。

 コンサートではよく見られるパフォーマンスだが、私はこれが大の苦手というか嫌いだ。アラセブンの年寄が「イェーイ」何てコッ恥ずかしい。隣の席には私よりだいぶ高齢のオバサマ二人組が座っていたが、強要されたように「イェーイ」と叫ぶ姿は痛々しくて見ておれなかった。

 最初に登場したのは「バンドーメイド」という女性ロックバンド、秋葉原でよく見掛ける「いらしゃいませ。ご主人様」のメイドコスチュームで強烈なロックを演奏する。熱心なファンがいるようで、片手を突上げスタンディングで気勢を上げる。その雰囲気に私は場違いな所へ来たと後悔し、妻が居なけりゃ席を蹴ってよっぽど帰ろうかと思った。

 しかしその後に登場した女性シンガーの「吉澤嘉代子さん」や「Beverlyさん」、「May・Jさん」が素晴らしい歌声を披露してくれたので、何とか気分を持ち直す事ができた。そして番組の最後を締めくくったのが男性ロックミュージシャンの「SKY-HIさん」、初めて聞いた名前だが若者を中心に凄い人気ぶりで会場はスタンディングオーベィションの盛り上りだ。

 私は別に盛上ってなぞいないけど、座ってちゃ見えないから仕方なく立ち上がり手拍子を合せる。しかし「炭坑節」や「東京五輪音頭」のリズムが染みついたオジサンは8ビートのロックミュージックには追いていけず、知らないうちに会場のリズムとは真逆の手拍子を叩いてるのが哀しくなる。右隣りの妻や左隣の高齢女性二人組などは、疲れてしまったのか座ったままで観客の中に埋もれてしまった。

 タダ券なので贅沢な事は言えないけれどタダ程恐いものは無く、公開収録を終えた時は苦行を終えたような気分だった。なおこの公開番組はNHK国際放送で放映されるようで、国内の総合NHK放送では観られないようだ。後日BSで放送されると説明があったけれど、観る気が無いので聞き流した。

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パソコンに不審なメッセージが現れた。

2018年05月05日 | 日記

 5月5日(土)

 我家のパソコンでインターネットを閲覧していると、数日前から下記写真のような警告メッセージが時々現れるようになった。このメッセージが現れると画面がフリーズしてしまい、思うように閲覧できなくなる。

 マニュアル本を開いても、私のダイコン頭では解決法が判らない。止む無く近所に在るヤマダ電機の相談コーナーに足を運んだ。担当者の話では「実際に調べてみないと判らないが、多分おかしなウイルスが原因でしょう。解決するにはパソコンの再セットアップが必要です。」との事だった。修理に出せば修理代が惜しく、さりとてマニュアル本片手に再セットアップを自分でやれば、余計ややこしくなりそうな不安もある。今のパソコンは使い始めて5年半が経ち、マイクロソフト社のWindows7セキュリティ保証も2020年までという話もあるし、これを機会に新しいのを買っちゃおうかとも思う。

 いっその事パソコンの無い生活はどうだろうか。・・・イヤイヤ今更戻れない。面倒くさいなと思いつつやっているこのブログだって、その半分は楽しみでもあるのだ。どうするものかと優柔不断な私は今、選択を迫られている。

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肺炎球菌の予防接種を受けてきた。

2018年05月03日 | 日記

 5月3日(木)

 先日市役所から、「高齢者用肺炎球菌予防接種のご案内」なるハガキが届いた。対象生年月日に該当する65歳以上の高齢者者は、予防接種料金の公費負担(但し自己負担金3千円が必要)があり、私も該当者の一人らしい。

 肺炎はウイルスや細菌が肺に入って炎症を起こす事で発症し、特に高齢者は身体の免疫力が低下して誤嚥も多くなるので注意が必要で、肺炎死亡者の95%は65歳以上の高齢者であるとの事だ。

 それを未然に防ぐべく、お役所は補助金を出して予防接種の奨励をしているのだろう。「そんな事をすれば、益々高齢化が進んでしまうのでは」と思わぬではないが、高齢者の一人としては素直にありがたい事である。

 私は日々運動を欠かさない健康オタクジジイなので、肺炎何て「そんなの関係ネー」と強がるけれど、「そう言えば最近誤嚥が何度かあったっけ」と一抹の不安も覚え、早速近所の病院を訪れ肺炎球菌予防接種を済ませてきました。

コメント (2)
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奥武蔵、大持山西尾根登山

2018年05月01日 | 山歩き

4月30日(金)     天気=晴れ

 

07:07浦山大日堂奥→ 07:36冠岩→ 07:42廃屋→ 08:33~40鳥首峠→ 09:09~18天神山→ 09:26~30ウノタワ→ 09:55~58横倉山→ 10:06~35妻坂峠分岐(食事休憩)→ 10:44~48大持山→ 12:02焼山ピーク→ 13:10浦山大日堂

 

 数日前甲州日向山へ登った時、「ワラビが一杯採れる山があるんだけど、行ってみる気ある?」とKさんから話しがあった。全員大乗り気で、用事があるというYさんを除いた日向山登山のメンバーで、ワラビがあるという山へ出掛けた。

 羊山公園の芝桜で賑わう秩父市を通過し、浦山ダム湖畔を通り浦山大日堂の奥が登山のスタート地点であった。林道沿いに30分程歩き、鉄橋を渡った所から登山道が始まる。橋の対岸にある大岩は冠岩と呼ばれ地図にも記載されている。

 浦山大日堂奥の空き地に車を停める

 林道を登って行く

 橋の対岸の冠岩

 冠岩から少し進むと1軒の廃屋があり、その先は単調な植林帯がしばらく続く。涸れ沢を越えて、山腹を巻くように樹林帯を登って行くと爽やかな風が吹くようになり、冠岩から1時間程で武甲山から川苔山へ続く稜線の一角、鳥首峠に着いた。

 一軒家の廃屋

 涸れ沢を渡る

 峠間近の登山道

 鳥首峠

 ここを左に曲り尾根道を登ると、道の右側はトラロープが張られJFEミネラルという会社名で「関係者以外立入禁止」と標識が設置されている。ロープの右手は、石灰石の採掘現場となっているようだ。

 立入禁止のロープ沿いに進む

 やがて樹林が伐採された展望の良い場所に出た。前方に天神山の丸いピークが立ちはだかる。急坂を登って着いた天神山の山頂は、木々に覆われ展望は無い。この辺りからブナの美しい林が続く。

 天神山を望む伐採地

 ブナの巨木に佇む貴婦人達?

 天神山付近のブナ林

 天神山から10分程で、ウノタワの広々とした草原に出た。Kさんの話では「ここには以前沼があって、それが干上がった跡」という事だ。ウノタワから急登を登った先が横倉山(1197m)で、標識が無ければ山頂とは気付かぬ地味な山頂だ。

 ウノタワの草原広場

 ウノタワから横倉山へ

 横倉山山頂

 横倉山から8分程で妻坂峠への分岐に着いた。見晴も良いので此処で食事タイムとする。分岐までは誰一人会わなかったのに妻坂峠の方から登山者が次々登って来る。武甲山や伊豆ヶ岳と並んで大持山は奥武蔵の中では人気の高い山なのだ。

 妻坂峠分岐でランチタイム

 30分程で休憩を終え、大持山へ向う。10分足らずの登りでアッケなく大持山(1294m)の山頂に着いた。大勢の登山者で賑わっているが、山頂からの展望は無い。記念の写真を撮り終えるといよいよバリエーションルートの大持山西尾根を降って行く。

 大持山山頂

 大持山から西尾根を降る

 特に標識の類は無いから何処から降って行くか判別し難い。踏み跡は薄いが西尾根はブナ林の気持ちの良いコースだ。支尾根が次々と別れるので、GPSと地図を見比べ慎重にルートを定めて降る。道標が一切無いので緊張感もあるが、それが山歩きの楽しさとも言える。

 気持ちの良いブナ林の道

 中間地点付近で登って来るパーティと遭遇、このルートで間違いないと確信できた。更に降り痩せ尾根を越えると地図に焼山と記された793mピークだったが、テープにその名が記されただけの詰まらぬ山頂だった。

 焼山山頂

 焼山から少し降ると伐採地に出て展望が開き、巨大な高圧電線鉄塔が建っていた。そこからしばらく降ると再び高圧電線鉄塔が建っており、こちらも展望が効いた。

 上の高圧電線鉄塔

 下の高圧電線鉄塔

 下の鉄塔を通過すると、沢音や車の騒音も聞こえ集落が間近になった。樹林帯に続く薄い踏み跡を降って行くと集落に建つ家々の屋根が見え、民家の軒先を抜けて浦山大日堂近くの集落に降立った。

 集落間近の樹林帯の道

 大持山西尾根の入口

 全員が車に乗り込むと、横瀬町の日帰り温泉「武甲の湯」へと向かう。秩父市街の道路は羊山公園の芝桜を見物する車で大渋滞、抜けるのに苦労したが武甲の湯はさほど混雑しておらず広々とした温泉でゆっくり山の汗と疲れをいやす事ができた。

 大持山は奥武蔵のエリアでは武甲山に次ぐ高峰で、ブナ林が多く自然豊かな山だ。新緑の今が最も美しいベストシーズンで、山の英気をタップリ浴びて実に快適な山歩きができた。

 アッソウソウ山へ行くキッカケとなったワラビの収穫だが、Kさんから強く釘を刺され、その場所・収穫量については極秘シークレットでお答えできません。ただ参加者全員の顔に笑顔が絶えなかったという事でお察しください。Kさんエクセレントな山行ありがとうございました。

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