monologue
夜明けに向けて
 



昨夜の「SONG to SOUL」はボズ・スキャッグスのWe are all aloneを採り上げていた。初めて聞いたとき、哲学的な意味深い歌詞とあんな高いキーでよく歌えるものだ、すごい歌手がいると感心したものだった。

この曲の歌詞はレコーディング当日までできあがっていなかったという。マイクのランプがついてもまだ考えあぐねていて歌いだしてやっと歌詞が出てきた。そして歌詞ができていなかったために練習していなかったので歌いだして初めてバックのオケのキーが間違って高すぎることにボズは気付いた。出ない高音で何回もトライして歌い、喉が回復するまで休み休み6時間かけてやっと全体が完成したのだ。あの歌詞は歌のレコーディング中に歌いながら即興でできあがっていったために思いがけず深い意味を持つことになったのだ。なにが幸いするかわからない。キーを間違えて無理やり出した高音も今ではボズの大きな魅力。出ないギリギリの高さで歌ったために感極まったような唱法になり聴く人の胸を熱くし感動させることになった。
1970年代後半にわたしは出会って間もない妻とハリウッドヒルのユニバーサルアンフィシアターで催されたボズ・スキャッグスのコンサートを観た。その時、ボズはレコーディングに参加したトトのメンバーをバックに従えてアルバム「シルクディグリーズ」の曲を中心に演奏したが、それはなにもかもが素晴らしいコンサートだった。以後それ以上のコンサートを観たことがないので妻とよくあの夜のコンサートの感動を話し合う。
fumio

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「日経プラス10」というBSの番組を見ていると日本経済新聞の編集者がその日の経済ニュースを解説するのだが本番の前に「声だし」練習をしていないようで聴きづらい雑音成分が耳につく。役者はもちろん人前に出る前には声だし」をして用意をする。家族や近所の迷惑になる場合は枕に口を付けて大声が洩れるのを防ぐ。まともな歌手はドレミのスケールを最低音から出ない高さまで出してから舞台に立つ。アナウンサーは早口言葉や歌舞伎の「ういろう売り」で声ならしをしてから原稿を読む。新聞の編集者は喋るのは素人なので下手なのはしかたないが一応テレビカメラの前に出るときは身じまいだけではなく控室で声出しをして聞き苦しい音を馴らしておけば小さい声でしゃべってもよく通るようになる。そんなことをふと思う。
fumio

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日曜日の「GRACE of JAPAN」は香川県仲多度郡琴平町字川西892番地1 の金刀比羅宮(ことひらぐう)を採り上げていた。全国の金刀比羅神社・琴平神社・金比羅神社の総本宮。
主祭神
大物主命
(相殿)崇徳天皇

主祭神の大物主命とはもちろん天照国照彦天火明櫛玉饒速日(にぎはやひ)命だが、神職の説明は、いつものようにオオクニヌシと混同していた。

それはそうと面白かったのは広沢虎造の浪曲「清水次朗長伝」の「寿司食いねえ」のセリフで有名な「石松金毘羅代参」では、
文久二年の三月半ば、花見時。 次朗長が遠州森石松に、 代官と久六を斬った刀を讃岐の金毘羅様にお礼に納めに行く使いを頼み、翌日石松は清水を発って、真っ直ぐ金毘羅様へ行き 無事に刀「五字忠吉」を納めて、四国を出て大阪見物したということになっているのだが、実は石松は大門を入って、道なりにずっと歩いて境内の途中にある旭社という立派な建物を見て金毘羅大権現本殿と思い込み刀を奉納して引き返したという逸話だった。「バカは死ななきゃ治らない」という石松の代名詞が思わず浮かんだ。さすがは森石松…。
fumio

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第72期A級順位戦最終局9回戦の全5局が3月7日に静岡市葵区「浮月楼」で一斉に行われ、名人挑戦者はすでに羽生善治三冠と決まっていたので、注目された谷川浩司九段以外の降級者は、郷田真隆九段と屋敷伸之九段が3勝6敗で並んだが順位の関係で下位の屋敷伸之九段に決まった。
この結果を熱心なファンが貼った日本将棋連盟の<星取表>のURLをクリックして確認しようとすると、もう数日経過しているのに8回戦の結果までしか載っていない。いつもながらこの日本将棋連盟のスタッフの怠惰さにはあきれる。どれだけ棋士がいい将棋を指そうとその結果をすぐに<星取表>に反映させないと多くのファンは興味を失ってゆき、衰退を加速させてしまう。応援しているファンがかわいそう。
fumio

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私的カウントダウン、アルバム「水面に書いた物語 」、「プロセス」「カリフォルニア・サンシャイン」「ひかりのくにへ」「現代の愛 」シリーズインストルメンタル曲集「夢神楽」などの今週のアクセス聴取ランキング
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2月28日(金)~3月7日(金)
ヒット数414件中  
順位前週前々週 
第1位(1)<1>祭りの夜
第2位(2)<2>夢の旅
第3位(4)<12>そしてなにが残った
第4位(3)<4>はるかなるメロデイ
第5位(6)<3>水面に書いた物語
第6位(15)<->オーロラの町から
第7位(12)<->わんだふるわーるど
第8位(13)<10>マイ・スィート・ライフ
第9位(19)<->まことのひかり
第10位(9)<8>小舟がひとつ
第11位(10)<11>水の中で
第12位(5)<6>Sentimental lady‘M’
第13位(-)<->軽々しく愛を口にしないで
第14位(-)<->素顔のマスカレード
第15位(7)<5>ごめんなさい
第16位 (8)<7>あやかしのまち
第17位(11)<->それってⅨじゃない
第18位(-)<->雨の日のデート
第19位(25)<18>月とラクダ
第20位(-)<->ときめきFALL IN LOVE
第21位(18)<->ラスト・ランデヴー
第22位(22)<19>Good-bye Sue
第23位(4)<->STAY WITH ME
第24位(-)<->モニカの朝
第25位(-)<->プロセス

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今週の目玉はそしてなにが残った が第3位に上がってきたこと。原発問題が 関係しているのだろう。この曲は高校を卒業した頃に作ったものだけど今の時代にぴったり合っているようだ。ご愛聴感謝。
fumio


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今日は「将棋界の一番長い日」と呼ばれる、「第72期A級順位戦最終局」が静岡市で開催される。2月5日(水)のA級順位戦ラス前の一斉対局8回戦で、全勝でトップを行く羽生善治三冠が深浦康市九段に敗れたものの追う渡辺明二冠が三浦弘行九段 に敗れたために羽生善治三冠が名人挑戦者に決定してしまったので今日の対局では、すでに8位で1 勝7敗の谷川浩司九段の陥落は決定しているのだが、もう1名の陥落者が3勝 5 敗で並んでいる2位三浦弘行九段、 3位 郷田真隆九段、5位 屋敷伸之九段、4勝4敗の久保利明九段の中から決定することになる。毎年午前二時頃最後の勝負が終わり来期の順位が決まる。今年は名人挑戦者決定の興味がなくなったのでファンはそれまで起きているだろうか。
fumio

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昨日の「SONG to SOUL」はイギリスのロックバンド、ディープ・パープルの楽曲ハイウェイ・スター(英題:Highway Star)を採り上げていた。

あの曲のすごい疾走感はどうして生まれたのかと以前から不思議に思っていたが、1971年ロンドンからポーツマスのライブの会場へ行くバスの中で同乗していた業界紙ニューミュージックエクスプレスの記者リチャード・グリーンに「曲はどういう風に作るのか」と尋ねられてギターの練習をしていたリッチー・ブラックモアがリズムを刻み始め、それに合わせてイアン・ギランが「ノーバディ・ゴナ」と歌いだしたという。あの疾走感は高速道路を走るバスのドライブ感をギターとヴォーカルでそのまま写したものだったのだ。イアン・ギランの独特の切り裂くような高音は前のバンドの女性コーラスの穴が開いた時、カバーするためにトライして身に着けた唱法と言っていた。なにが幸(さいわ)いするかわからない。そのステージを観たディープ・パープルのメンバーが引き抜いてディープ・パープルのリードシンガーとなったのだから。女性コーラスが全員休まずまともならわたしたちはハイウェイ・スターでイアン・ギランの声を聴くことはなかったのである。
fumio

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昨日2月4日付のロサンジェルスタイムスは、
ロサンジェルス市議会が電子タバコ( e-cigarettes)を煙霧ラウンジ('vaping' lounges.)と呼ばれる場以外の職場や戸外からの締め出しを採決した、と報じていた。一般の煙草と違い、タールや一酸化炭素の毒性がないとして見逃されてきた電子タバコ( e-cigarettes)も禁止の方向に向かいそう。いよいよ世界的にタバコという悪癖の習慣が消えてゆくのだろう。
fumio

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キャロライン・ケネディ駐日米国大使 ‏@CarolineKennedy がツイッターに
「Ruby Bridges – a brave little girl who changed history.
ルビー・ブリッジズ - ひとりの勇敢な女の子が歴史を変えました。」
「Ruby, the 1st black child in a whites-only primary school, endured hateful mobs to make our world better
ルビーは、白人だけの小学校に入学した初めての黒人の子どもで、より良い世の中をつくるため、憎しみに満ちた群衆にも耐えました。」とツイートしている。

RubyBridges(ルビー・ブリッジズ)さんはまだ人種差別の激しかった1960年に南部ニューオリンズの William Frantz Elementary (ウイリアムフランツ小学校)に入学して人種差別廃止の象徴的存在となった。大統領がアフリカ系人種の今となっては黒人を差別したことも夢のようだが初めは大変だったのだろう。
fumio

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昨日、3月2日(日) 第63回NHK杯テレビ将棋トーナメント準決勝第1局 郷田真隆 九段 と西川和宏 四段 の対戦があった。郷田九段は新鋭西川四段の攻めをぎりぎりで余し最後見事に収束してA級の貫録を示した。
将棋に棋聖戦というタイトル戦があって以前は年に2回行われ、その第46期棋聖戦五番勝負が1985年の前期として将棋公式戦海外タイトル戦の触れ込みでロサンジェルスで開催された。それは当時の米長邦雄棋聖に 勝浦修八段が挑戦する五番勝負の一局だった。わたしは前年に現地の将棋クラブの会長をしていた関係で普及にまわるプロ棋士の通訳など様々な面で協力した。リトルトーキョーの店で関西の新鋭棋士西川慶二氏と食事している時、西川氏は結婚して子供が生まれます、と言っていた。西川和宏 四段がその生まれた子供なのだ。かれは成長すると棋士をめざし将棋界では珍しい親子棋士となった。西川和宏 四段の活躍を見るとあの頃を思い出す。かれは親を超してどれほど成長するのだろうか。
fumio


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私的カウントダウン、アルバム「水面に書いた物語 」、「プロセス」「カリフォルニア・サンシャイン」「ひかりのくにへ」「現代の愛 」シリーズインストルメンタル曲集「夢神楽」などの今週のアクセス聴取ランキング
**********************
2月21日(金)~2月28日(金)
ヒット数 254件中  
順位前週前々週 
第1位(1)<1>祭りの夜
第2位(2)<2>夢の旅
第3位(4)<5>はるかなるメロデイ
第4位(12)<9>そしてなにが残った
第5位(6)<25>Sentimental lady‘M’
第6位(3)<6>水面に書いた物語
第7位(5)<4>ごめんなさい
第8位 (7)<3>あやかしのまち
第9位(8)<23>小舟がひとつ
第10位(11)<14>水の中で
第11位(9)<16>素顔のマスカレード
第12位(-)<->わんだふるわーるど
第13位(10)<7>マイ・スィート・ライフ
第14位(-)<->STAY WITH ME
第15位(-)<->オーロラの町から
第16位(14)<->ハローマイラヴ(わが地球)
第17位(-)<->軽々しく愛を口にしないで
第18位(-)<->ラスト・ランデヴー
第19位(-)<->まことのひかり
第20位(24)<->愛し疲れて
第21位(-)<->今すぐに
第22位(19)<8>Good-bye Sue
第23位(-)<->モニカの朝
第24位(-)<->New morning
第25位(18)<->月とラクダ

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ダンスアニメが好評のはるかなるメロデイは今週第3位に上がっている。
それでいつも高い支持率のごめんなさい もダンス動画の制作にとりかかる。ご愛聴感謝。
fumio


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