monologue
夜明けに向けて
 

紛糾  




スペースユニオン、銀河星団太陽系(ソーラーシステム)支部地球救済委員会は救済方法を巡って紛糾した。大きな負荷がかかってその惑星自身が疲労困憊しきって疲弊してしまう可能性があるデイメンションジャンプ(次元跳躍)による再起動を選択すべきかどうか。
fumio

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アトランティス時代当時の爛熟した最先端科学技術でもとても手に負えなくなった二酸化炭素などの温暖化ガスや使用済み核燃料ゴミの放射能を荒れ狂う嵐雨や海水によってすべて洗い濯がれ禊(みそぎ)を終えた地球意識はなんとか自らの命脈を保ち続けたがあらゆる生物の生命活動を支える惑星としての使用にはとても堪えない状態になってしまっていたのだ。それをどうにかして打開するべく地球再生プロジェクトが立ち上げられたのであった。
fumio


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水没  


現代文明のミーファースト主義国家同士で行われているような最終兵器の開発競争が進みすぎて行き着くところは絶滅となったアトランティス大陸は豪雨竜巻地震稲妻雷鳴海底火山のマグマ噴火などを繰り返し荒れ狂う嵐の中で津波に吞み込まれ海中に没した。
fumio

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準備  


絢爛たるアトランティス文明の手に負えなくなった先端科学などのトラブルを洗い流す準備作業として時到るまで秘密を守るためにその主要部をアーカイブにして別次元に移動して保管したのである。
fumio

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絶滅  


そのまま放埓に進めば地球の全生物絶滅が不可避になってしまったのである。それで一旦水没して地球上に新たな文明を築くことになったのであった。
fumio

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危機  



アトランティス大陸ではありとあらゆる文化文明が次々に花開き華麗に賑わいさざめいた。
しかしながら必要な精神の発達が遅れたまま科学が一方向に進みすぎて地球の存続に危機が訪れた。
fumio

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「はじかみの色立つ午後 酒匂(サカワ)の戒めが解かれる…十種神宝」 
 
この宇宙神霊アリオンメッセージによりアトランティス復活プロジェクトがスタートした。
始神(はじかみ)は初めにポセイドーン意識としてアトランティス大陸に文明を創造して統治した。
ポセイドーン意識とは巨岩(ジャイアントロック)とも見える多数の意識の集合体だった。それはその用途によって姿を変える龍体つまり流体だった。
fumio

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