今朝もNHKBS1「モーニングウェイブ」のトップニュースは中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員(30)についての話題だった。飛行機でロシアに入国したはずだがかれはその指定席には座らずロシア外務省は入国していないと発表し所在不明になっている。姿をさらせばゴルゴ13のようなスナイパーに狙われる可能性があり搭乗する飛行機が特定されればスパイ小説や映画のようにたったひとりの標的のために他の乗客を巻き添えにして飛行機ごと撃墜されることもありうる。米国につかまって裁判を受ければ終身刑か死刑の可能性があるという。難民パスポートを与えたエクアドルに入って亡命が確定するまで姿をくらましているのだろう。まるでドラマのような展開に世界が注目している。このドラマの主人公エドワード・スノーデン元職員の身柄拘束をどれほどの人が望んでいるのだろう。国際指名手配している当の米国政府でさえかれを逮捕して裁判にかけて終身刑や死刑にしてしまえば世界中からの非難をまぬかれない。ドラマならマフィアのボスが良心に目覚めて組織の悪事をバラした手下を裏切者としてみせしめにリンチにかけたようにしか見えないのだから困る。裁判中に個人情報を盗んだりその他の隠しておくべきスパイ活動の秘密が暴かれ騒ぎになる。減刑運動などわずらわしいことに対処するのも大変だし米国としては最後まで一応かれを追っているポーズはとりつつも無事に亡命してくれることが望ましいのだろう。
fumio
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