「六ヶ所村の核燃料再利用システムは、再利用とは名ばかりで実はプルトニウムの抽出が主な目的であることが、人々に知れるだろう。しかし、その際にも、我と我が身だけを大切にする一部の権力者に一蹴されるだろう。」
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「アーリオンメッセージ」279ページから文章の一部を上に抜粋する。
この預言がついに実現してしまった。プルトニウムの抽出とは長崎型原爆(ファットマン)の原料プルトニウム精製に必要な工程。
つまり六ヶ所村の核燃料再利用システムとは平たくいえば原爆工場なのである。日本はいつでも核武装が可能なように「六ヶ所村の核燃料再利用システム」を温存してきたのだ。その「六ヶ所村の核燃料再利用システム」が脱原発運動の高まりによって廃止されようとしているので権力者たちが動いた。塩崎恭久衆院議員が自公案作成の中心となり十日に成立した原子力規制委員会設置法の付則で、「原子力の憲法」ともいわれる原子力基本法の基本方針が変更された。設置法案は、民主党と自民、公明両党の修正協議を経て今月十五日、衆院環境委員長名で提出された。基本法の変更は、末尾にある付則の一二条に盛り込まれた。原子力の研究や利用を「平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に」とした基本法二条に一項を追加。原子力利用の「安全確保」は「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として」行うとした。追加された「安全保障に資する」の部分は閣議決定された政府の法案にはなかったが、修正協議で自民党が入れるように主張して民主党が受け入れた。「安全保障」という文言を挿入することで、核の軍事利用は担保され脱原発は進んでも六ヶ所村の原爆原料精製工場は稼働し続けられることになる。もう「六ヶ所村の核燃料再利用システムは、再利用とは名ばかりで実はプルトニウムの抽出が主な目的である」ことはだれの目にも明らかになった。それでもそんなことはないと権力者たちは一蹴するのだろう。そのとき、国民はいつものようにだまってかれらを許すのだろうか。
fumio
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