土曜日、将棋電王戦リベンジマッチ・菅井竜也五段 vs 習甦戦が午後1時に対局開始した。
ニコニコ生放送の中継で放送され来場数612,320を記録した。対局場、千駄ヶ谷東京将棋会館地下。
双方持ち時間8時間で17時「夕食休憩」、22時「夜食休憩」、3時「早朝休憩」、7時「朝食休憩」計4回、1時間ずつの休憩。
振り飛車得意の菅井五段が矢倉の戦型を選び形勢互角に進んだ。
午前6時5分前頃、敵陣内の「馬」を動かしたロボットアーム「電王手君」がフリーズした。コンピュータが長時間の使用に耐えきれず寝たのかというコメントが流れて笑いを誘った。これで菅井五段がマシンの事故によって勝ったのかと思うとしばらくしてロボットアーム「電王手君」が復活して動き、再開した。
菅井五段は押したり引いたりの激闘で途中優勢な局面も作ったのだが8時間の持ち時間を使い切って疲労困憊し朝食休憩後の8時からの対局再開後、秒読みの中で自動的に指し続けた。しかし局面は敗勢になだれ込み、8時30分、最後王手をかけられて自王の詰みを見切って投了した。「最後は疲労でただ指しているだけになってしまった」とインタビューに答えていた。観戦しているファンたちも最後は思考力を失っていたことだろう。これはやはり人間という生き物にとって不利な勝負と観戦してよくわかった。
fumio
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