先週と今週の「GRACE of JAPAN」は滋賀県大津市坂本5丁目1-1 に鎮座する日吉大社(ひよしたいしゃ)を採り上げていた。全国に約2,000社ある日吉・日枝・山王神社の総本社で通称、山王権現。猿を神の使いとする。社名の「日吉」はかつては「ひえ」と読んだが、第二次世界大戦後は「ひよし」を正式の読みとされている。近江京遷都の翌年天智天皇7年、大津京鎮護のため大神(おおみわ)神社の神を勧請した。山王はもちろん大神神社の祭神、天照国照彦天火明櫛玉饒速日(にぎはやひ)命の別名。
元亀2年(1571年)、織田信長は僧兵の本拠比叡山を焼き討ちにして日吉大社までも燃やしてしまった。そしてその信長は暗殺され、その死後、豊臣秀吉が日吉大社を復興した。かれの名前から考察すると、秀吉の幼名は「日吉丸」で、あだ名が「猿」。そして「木下藤吉郎」の木下は摂社「樹下神社」にちなむ。織田家内で有力だった丹羽長秀と柴田勝家から一字ずつもらい、木下氏を羽柴氏に改めたという「羽柴」は「八四八」で出雲の霊数。「豊臣」とは饒速日(にぎはやひ)命が治めた九州の国、豊の臣という意味。秀吉は「日で吉」で豊臣秀吉はニギハヤヒと深い霊的関わりを持ち、なるべくして太閤になった人物であることがわかる。
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