94/07/30 蟹星の全き夜、夜露に濡れた心が蘇る…獅子心中の虫に気付かず
このメッセージは数霊についてのもの。
「蟹」は虫を解くので六四、夜露は四六、心は九九呂、蘇るは四三帰る獅子は四四、虫はもちろん六四で「九九呂」とは括りの神ニギハヤヒのおられる呂。
「獅子」について知るために後漢書を引用する。
『 建武中元二年(57)、倭の奴(ナ)国、奉貢朝賀す。
使人自ら大夫と称 す。倭国の極南界なり。光武、賜うに印綬を以す。
安帝の永初元年(107)、倭の国王帥升等、生口百六十人を献じ、請見を願う。
桓・霊の間、倭国大いに乱れ、更々相攻伐し、歴年主なし。一女子
あり、名を卑弥呼という。年長じて嫁せず、鬼神の道に事(ツカ)え、
能く妖を以て衆を惑わす。ここにおいて、共に立てて王となす。』
(岩波文庫、新訂後漢書倭伝より)
この『後漢書東夷伝』の記述によると西暦五十七年に九州の奴(ナ)国が使者を送って印綬を貰っている。これが有名な福岡県志賀島で天明四年(1784)発見された『漢委奴国王』の金印のことである。そしてその次ぎの行の『安帝の永初元年(107)、倭の国王帥升等、生口百六十人を献じ、請見を願う。』という部分に注目する。この西暦百七年に奴隷を百六十人を献じた倭の国王、帥升(すいしょう)がスサノオの父の日本名なのである。かれは出雲の祖でモンゴル名をフツと呼ばれ、様々に表記されてきた。布都と書かれて布都御魂(ふつのみたま)として現在でも祭られ太神とも呼ばれる。音偏に巾で「音巾」のような文字でフツと書かれることもあるがこの文字が倭の国王、『帥升』の(帥)なのである。つまり「獅」を解字すればわかるように「獅子」とはかれの子や子孫を示唆しているのだ。獅子が四四ということは足せば出雲の数霊八である。
全体を通して読めば出雲の子孫の心中に足して十の神の数になる六四が存在することに気づかないということ。
fumio
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