透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

新北のうた暦から「郵便」を思う

2024-01-31 19:28:56 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-13.2℃、最高気温-0.3℃。

作者は夕張の郵便局に勤めていた方だそうです。

雪原を樏(かんじき)を履いて郵便物を配達していた頃の句に触れて、当時の郵便配達員さんの苦労を思いました。

道が雪で見えなくなる時に、昨日の樏(かんじき)の跡を辿るという場面が仕事の厳しさを物語っていてリアルだと感じます。

雪原を吹き抜ける風が樏(かんじき)跡の周りの雪を吹き飛ばし、その一部分が残ったのでしょうか。

どんなに大雪でも、休まずに郵便配達の仕事を果たそうとする使命感は貴く、頭が下がります。

今、この周辺を配達している郵便局の方は主にバイクでですが、それでも、厳しい寒さの日や大雪の日には、真摯な姿にこちらの姿勢が正される気がします。

こういう方々の真面目な働きによって、信頼に基づいた郵便配達の制度が成り立っているのだとこの句を通して思いました。

もともとは、ずーっと1円切手の肖像となっている前島密さんの頑張りがあってこそ、今の郵便制度があることも忘れないでおこうと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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