「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「ザ! 世界仰天ニュース」で 境界性人格障害を (2)

2007年08月03日 23時17分43秒 | 「世界仰天ニュース」でBPD誤報
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49301588.html からの続き)

 一昨日の 「ザ!世界仰天ニュース」 で放送された 境界性人格障害の話、

 視聴率が高い番組だけに 結構反響が大きいです。

 ミクシィやブログで検索すると かなりヒットします。

 多くが 当事者の人たちの 怒りや嘆き,不快感の書き込みです。

 彼らは 自分自身が最も苦しみ、必死で病と闘い、自分を治したいと思い、

 周りの人への 悔恨の情に苛まれているのです。

 すぐに日本テレビに抗議した、または抗議する という人も何人もいました。

(電話では通じず 埒があかないとのこと。)

 中には、悲しくてリストカットをしそうになった という人もいました。

 実際に切ってしまった人も いることでしょう。

 そして、さらに 最悪の行為に 繋がってしまった人も……?

 彼らは 恐ろしく傷つきやすいのです。

 番組制作者は、こういう結果を 少しでも考えたでしょうか? 
 

 「境界性人格障害って、こえ~~!」 という類の書き込みも 多数あります。

 こういう状況で、ボーダーの人が その診断名を知られてしまったら

 どうなることでしょう? 

 また、自分にそういう傾向が あると感じていた人が、

 番組を見て 自分の行く末を恐れ、不必要に不安に駆られたり。

 奥さんが 旦那さんから突然、「お前、境界性人格障害だろう?」 と言われ、

 本で調べたら 自分に当てはまるので、傷つき 心を痛めたり。

 このような事態こそが、 誤解と偏見が広められていく ということです。

 境界性人格障害というものが 理解できたというような、

 肯定的な書き込みは ひとつも見当たりませんでした。

 マスコミの人間は、自分に負わされている 責任を痛感しなければなりません。

 僕も 拙著「境界に生きた心子」を同封して、番組に意見を送ろうと思います。

 影響力のある番組で 人々に境界性人格障害のことが 知られた今が、

 大事な時かもしれません。
 
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49332360.html
 
コメント
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