「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPD診断クイックテスト

2008年04月08日 20時38分05秒 | 「BPDを生きる七つの物語」より
 
 「BPDを生きる七つの物語」 (星和書店) という 本があります。

〔著: J.J.クライスマン, H.ストラウス

 訳: 吉永陽子, 荒井まゆみ〕

 著者の前作 「境界性人格障害 (BPD) のすべて」 (VOICE出版) は、

 ボーダー関係の本で 一番売れている中の一冊です。

 「BPDを生きる七つの物語」 に、

 「BPD診断クイックテスト」 というものがありました。

 診断はもちろん 専門家でないとできませんが、

 手がかりとして 自分自身や関わりのある人を チェックし、

 日常生活に 支障があるようであれば、

 専門機関に相談してみる 必要があるでしょう。
 

□トラウマ経験が 子供時代にある。

(特に身体的虐待、または性的虐待)

□自己破壊的行為がある。

(就職の面接をダメにする。良好な人間関係を壊す、など)

□対人関係,仕事,その他の関わりを、自分からダメにしたことがある。

□仕事,学校,対人関係が 頻繁に変わる。

(何回もの離婚,別居,再婚)

□互いに傷つけ合ったり、傷つけられる対人関係。

( ex.暴力をふるうアルコール依存症の人との 複数回の結婚)

 あなたをコントロールしようとする 自己愛型のパートナーと、

 いざこざを起こしたことがある。

□移行対象 〔*注〕 の利用。

〔*注: 赤ん坊が母親から 自立するとき生じる不安を 和らげるためのもの。

 人形やぬいぐるみなど〕

□性的混乱。 (バイセクシャルなど)

□興奮や刺激を得るための 危険な行動。

(薬物乱用,乱交,万引き,過食,拒食など)

□頻繁にトラブルを起こす。

(特に、上司,同僚,友人,家族など、大事な人たちと)

□暴力を振るったり、振るわれたり、あるいは その両方を繰り返す。

□態度の急変。

(友人を 理想化したかと思えば、こき下ろす。

 ある本を 大いに評価したり、けなしたりする)

□過激な主義を持つ 組織に惹かれる。

(宗教的カルト,政治的カルト集団など)

□きちんと枠組みのある状況の方が 役割を果たせる。

(大学での成績はふるわないが、軍隊では成功をおさめる)
 

 以上ですが、ちなみに心子は、9~10個が当てはまります。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする