( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/54095758.html からの続き)
死刑を執行する刑務官は、死刑囚を刑場に 連れて行く係,目隠しをする係,
手錠を掛ける係,首にロープを掛ける係,膝を縛る係,執行ボタンを押す係など、
それぞれの役割を分担します。
ただし これらの任務を 命じられるに当たって、妻が妊娠中だったり、
家族に重病人がいたり、喪中の刑務官は 人道的配慮から免除されます。
ある刑務官は 9人の死刑執行をし、その後 妻をがんで亡くしましたが、
酒を飲みながら 漏らしたといいます。
「……俺、9人も 殺してるからな……」
それ以上は 言わなかったそうですが、
罰が当たったんじゃないか という意味合いなのでしょう。
刑務官は執行前日、刑場の準備をします。
死刑囚の身長に応じて、首を吊るすロープの長さを 調節するのも大事なことです。
当日は 数秒の間に、死刑囚にロープを掛けて 落とさなければいけないので、
押さえ方など 失敗しないように練習します。
死刑囚がおとなしく 刑を受けるとは限らず、抵抗する場合もあるため、
あらゆるケースを想定した 訓練もするのです。
再審請求中なのだと言って 暴れる死刑囚もいるそうですが、
冤罪かもしれない ということを考えると、刑務官の心中を想像するに ぞっとします。
死刑囚の中には、執行を告げられると、顔がこわばり、失禁したり、
冷静な人は いないといいます。
刑場まで歩けず、刑務官に引きずられていく 人もいるし、
最後の食事も 喉を通らない人もいます。
祭壇を前にして 多くの人は観念するといいますが、そうでない人もいます。
逆らう死刑囚に対する執行は 非常に難しいようです。
あるケースでは、首にロープを掛けて ボタンを押す 手際がうまくいかず、
死刑囚が宙づりになったまま、ロープを締め直さなければ ならなかったそうです。
死刑囚は 頸椎損傷の即死ではなく、窒息死になったため、
長い時間 苦しんで死ぬことになってしまいました。
落ちたとき、口から何か出す人もいるし、鼻血などを出したり、
筋肉の痙攣のため 空中を泳ぐように 手足を動かしたりもするそうです。
それを まともな気持ちで見られる人間は いないといいます。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/54126666.html