「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子、 50才の誕生日

2015年02月21日 22時26分59秒 | 心子、もろもろ
 
 今日は 心子の50回目の誕生日でした。
 
 午前中 カウンセラー講座を受けたあと、 自転車で墓参りに行ってきました。
 
 趣味の ランチバイキングと銭湯巡りもしてきました。  (^^;)
 
 いつもの心子似の花屋さんは、 花にリボンをつけてくれました。
 
 心子にショートケーキを供え、 ハッピーバースデイを歌ってきました。  (^^;)
 
 生きていれば 心子も何と50才。
 
 どんな風になっていたか。
 
 彼女が旅立ってから しばらくの間は、
 
 何年経っても 生きている時の 子供っぽい心子の姿しか、
 
 思い浮かべることができませんでした。
 
 でも今は、 何となく 少し年を重ねた心子の顔を 想像することができる気がします。
 
 ちょっとは落ち着いた女性に なっているのではないかとも思いますが、
 
 やっぱり基本は いとけない子ではないでしょうか。
 
 実際、 50近くになっても 心子と同じようにかわいい BPDの女性もいるので、
 
 やはり そんな感じではないかと思います。
 
 それにつけても、 今心子が生きていたらと 夢想せざるをえません。
 
 現在は ボーダーの情報も増え、 対応法も知られてきて、
 
 きっと当時と違う接し方が 心子にできているはずです。
 
 そしてネットなどで、 当事者同士やパートナー同士の、
 
 現在進行形の繋がりもできているはずです。
 
 仲間とのコミュニケーションや支え合いなどから、
 
 希望や喜びが生まれたかもしれません。
 
 新たなケアによって、 心子の状態も変わっていたでしょう。
 
 それを思うと 本当に残念でなりません。
 
 ただ、  「境界に生きた心子」 で 心子の生きた姿は 多くの人の心に届き、
 
 心子は今も その人たちと共にいるはずです。
 
コメント
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