確定申告のすべての項目の入力とプリントアウトを、一応すませて(提出は来週の予定)映画館に行きました。
まずはここで、アメリカンステーキのランチ。久しぶりにしっかりとした、噛みごたえがあり(硬い)、よく焼けて香ばしいステーキを堪能しました。ランチサービスなので分量はアメリカ標準の1/3くらいでしょうか。
このビルの上層階に行くと、映画館ロビーではこんな撮影会をやっていました。
ドラえもんの着包み(外装はプラスチック?)は全体の背が低く高さ1メートル少しくらい。中に入る人は特に背の低い人を探してきているのでしょうか。それとも、ロボット?(まさか)・・まぶた(目)を開閉したり、ウインクしたりもできました。
鑑賞した映画はこれです。(写真引用:http://eiga.com/movie/81075/photo/)
先日、山田洋次監督の「東京物語」をテレビ放映したのを見ました。NHKの朝イチでは、主演の橋爪功をゲストに呼んでインタビューしていました。
小津安二郎の「東京物語」はDVDセットを買って、数年前に見ました。小津安二郎の映画は、フランスで未だに人気があるようです。
感想を、ここに書くかどうか迷ったのですが・・・・(ネタバレがあるので、これから見る予定の人は、以下パスしてください)
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なにか勿体をつけていますが。
時代背景を「現代」にしているので、主人公(73歳の夫)の状況には感情移入できなくて、松竹新喜劇レベルのコメディー(藤山寛美?)にしか思えませんでした。
時代設定を、せめて昭和の最後頃ならば共感もあるのですが。要は、主人公の傍若無人、亭主関白ぶりは、喜劇だとしても、戦前生まれ、大正の男子モデルだと思われます。(私の父の世代は、まさにこれ)
長男、長女が先回りして葬式の算段をするところは、旧作「東京物語」で尾道から上京してきた老父母を「冷たく対応する」成長して一家を構える長男長女のオマージュでしょうが。
旧作の原節子の役割(戦死した次男の嫁)を、今回は調律師(不安定な収入(本当?)しかない)次男のフィアンセを描き切っていません(蒼井優)。むしろその役割は次男自身に移しています。戦争未亡人という「既成概念」はもうないので、やむなしでしょうか。
瑣末な処では、73歳なのに「最近まで現役サラリーマンだった」とか、「葬式には250~300人くらいくるだろう」とか、オーナー企業の経営者OBや著名な学者や政治家、芸能人でなければありえない(その場合ならば参列者はもっと多い)。
など、コメディーだけれど、山田洋次監督の思い込みが大きすぎて、私には駄作だとしか思えませんでした。汗
劇場は、公開初日(土曜日)の午後、150人位の上映室でしたが7割位の入場者で殆どが白髪世代でした。