自分の国は自分で守れ

Mikuのブログ

プラチナ隕石(670兆円)が地球の近くを通過 「隕石鉱業」始まる?

2015-07-23 22:11:37 | 宇宙産業・宇宙・UFO・未来産業

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9957

英インディペンデント紙がこのほど、地球の近くを5.4兆ドル(約670兆円)相当の隕石が通過したと報じている。同紙によると、隕石は地球から見て月の6倍離れた地点を通過したという。

UW-158と命名されたこの隕石の「値段」は、その中心が約1億トンのプラチナでできていることからくる。


◎「隕石鉱業」に乗り出す民間企業

普通「地球に近い隕石」と言われてすぐに思いつく質問は、「地球に当たるのかどうか」といったことかもしれない。

しかし、太陽系創造の初期から存在するとされている隕石は、金・銀、パラジウム、プラチナ、タングステン、チタンなどの資源を大量に含んでいることが多い。 そのため、地球に比較的近い距離を通過する隕石は将来、「隕石鉱業」の対象に成り得るとして、一部の企業や起業家に注目されている。

例えば、グーグル創始者のエリック・シュミッド氏やラリー・ペイジ氏が融資している米プラネタリー・リソーシズ社は、まさにこのような試みのために創られた会社だ。

1967年に締結された宇宙条約では、どの政府も天体を所有することができないとしている。しかし、この条約は民間企業には適用されない。そのため、企業や個人が隕石まで辿りつき、資源を採掘する能力があれば、競争相手がいない場所で利益を独占できる。

「隕石鉱業」をするための技術はまだ発展途上だ。しかし、プラネタリー・リソーシズ社はこのほど、隕石鉱業に必要な飛行技術、制御システム、そしてソフトをテストするために、国際宇宙ステーションから試験飛行体を発射させた。研究は着々と進んでいる。


◎宇宙開発を担う起業家求む

日本のように天然資源が少ない国にとって、宇宙からほぼ無尽蔵に資源を賄うことができれば、経済的にも安全保障面でも大きな意味を持つ。

もちろん宇宙条約上、民間企業がやらねばならないた。そのため、採算を採ることは大きな課題となる。しかし、技術力の向上につれて、コストが下がれば、いずれ事業として成立するかもしれない。

宇宙開発は、「政府がやるべき事業」と思うかもしれないが、必ずしもそうではない。スペースXやグーグルなど、宇宙産業に積極的に関わろうとしている民間企業は多い。日本にいま必要なのは、民間の中から大きな事業を立ち上げる起業家ではないだろうか。(中)

 


【関連記事】
2015年7月17日付本欄 NASAの無人探査機が冥王星に到着 日本は大きな志で長期的な宇宙開発を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9903
2015年6月28日付本欄 宇宙は「中国」の一部? 日本は宇宙開発計画の前倒しを
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9839
2015年6月15日付本欄 準惑星ケレスの光は、氷? 火山? 宇宙人?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9757


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安保法制の「強行採決」批判... | トップ | 防衛白書に中国が「平和の破... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

宇宙産業・宇宙・UFO・未来産業」カテゴリの最新記事

カレンダー

2024年10月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

バックナンバー

  • RSS2.0