
http://www.excite.co.jp/News/travel/20140617/Tabizine_2279.html
毎日がハロウィン? イギリスの駅に「幽霊対策係」が配置
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8662
10月31日、仮装した子供たちがお菓子をもらうなどする「ハロウィン」は、近年、日本でもメジャーなイベントとして浸透しつつある。ハロウィンは、もともと秋の収穫を祝い、悪霊などの邪気を払う宗教的な行事だが、今ではすっかりお祭りと化して、宗教的、霊的な意味合いが忘れ去られようとしている。
そんな中、イギリスで、鉄道の駅に出没する「幽霊」を見張る、監視員が配置されたことを、このほど英タブロイド紙「メトロ」が報じた。中南部にあるレミントンスパ駅の、「超自然現象対策係」が、それだ。乗客から、幽霊に関する苦情がたびたび寄せられるため、対策のために見回りを行うことにしたという。
この駅では、長年、乗務員や乗客による幽霊の目撃談が後を絶たない。例えば、駅の3番ホームにある使われていない地下室は、目撃談の多い場所のひとつだ。地上階の事務室でも、幽霊を見たり、扉が勝手に締まる音を聞いた人がおり、電気機器の電源が勝手に入ったり切れたりするという怪現象も起きる。
もっとも「出る」のは、駅舎の最上階にある事務室だという。従業員の中には、「すべてのホームでときどき幽霊を見ますが、よいエネルギーを感じるので、よい幽霊だと思う」などと話す人もいるという。
今回、「対策係」に任命された男性も、現地紙の取材に対し、「人づきあいが得意だから、この仕事もきちんとできると思います。私は彼らに敬意をもって遇しますし、彼らも私にそうしてくれると思う」と語っている。
心霊現象に対して、これほど真剣に扱う背景には、イギリス人が幽霊好きであることが挙げられる。幽霊の「出る」パブやホテルは高く評価され、幽霊を一目見てみたいという人も多く、幽霊に会える場所だけをまとめたガイドブックもあるほどだ。
日本では、心霊現象について「脳の錯覚」とか「亡くなった人が幽霊として存在してほしいという、遺族の感情から生まれるもの」などと否定的する風潮が強い。最近では、NHKが、ジャーナリストの立花隆氏を出演させ、「臨死体験は、錯覚」「心は脳にあり、死ねば心はなくなる」という結論ありきの番組を放送している。
これに比べて、イギリスは、実際に起きている不思議な現象を真正面からとらえているという点で、「科学的」と言えるだろう。人間の本質は永遠の生命を持つ魂であり、死後の生命は厳然として存在する。
「良い霊」は通常、死後長くはかからずにあの世に帰っていく。これに対し、地上に留まっている霊は、生前に唯物論者だったなどの理由で「自分が死んだことを気づいていない」か、「その場所に強い執着を持っている」霊であることが多い。そしてまた、彼らは存在に気づいてほしくて怪現象を起こすことが多い。そう簡単に“説得"できる相手ではない場合も多い。
超自然現象対策係が、幽霊に「問題を起こさないでほしい」と依頼する役割だとすれば、本来向かうべき世界に帰るよう説得しなければならない。「人当たりが良い」だけでは務まらず、死後の世界についてのきちんとした知識も必要だ。イギリスにも、霊的な真実や、正しい真理が広がることを心から願う。(居)
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