昨日1月28日(火)、日本行政書士連合会主催の研修会が開催されました。
テーマは、「ブラジル家族法に関するセミナー」で、
実務的に役に立ちそうなので、期待して参加したのですが・・・。
司会の大阪会の中野先生もハラハラされたでしょう!
在日ブラジル総領事のマルコ・ファラー二氏の長~いご挨拶がありました。
続いて、サンパウロ大学教授でブラジルの弁護士でもある二宮正人氏が
概ね3時間に渡ってブラジル家族法についてお話しされました。
この二宮氏、1954年5歳の時にブラジルにご家族と共に
移民された方なのだそうで、元日本人です。
また、学生時代は、東京大学大学院に留学されていたのだそうで、
その後、日本国籍を捨ててブラジルに帰化された方だそうです。
ブラジルの東大ともいわれるサンパウロ大学の教授ですから、
日系移民の中では間違いなく成功組なのでしょうね!
ことばの端々から、上から目線で話されていたような印象を受けました。
何度も「分からないことがあったら、日行連を通じてお尋ね下さい!」
とは言っていましたが、ブラジルに詳しい人によると、
「あれは常套句ですから、本気にされない方が良いですよ!」との事です。
ブラジルの相続手続は難しいから、現地弁護士を使った方が良いと、
ちゃっかりと弁護士として儲かる仕事の宣伝(報酬は、相続財産の6%)も
お忘れで無いようで、日本の学者さんとは違って、
アカデミック度が全く異なるようです。
まあ、期待が大きかったせいでしょうか、期待していた程の内容では
なかったので、もうお聞きしたいことは何もありませんけどね!
それよりも、日本社会で翻弄されている在日日系ブラジル人達の地位向上や
その子供達の教育問題の解消にでもご尽力頂きたいものです。