新宿南口の事務所から、ここアキバ近くの事務所に移って、はや3年になろうとしています。当時、駅前の高層ビル群も建設中で、あの巨大なヨドバシカメラや、ましてや、よろしくおねがいしま~す!と、毎日のように駅前でビラを配っているメイドカフェのオネエさん達なども全くいない、殺風景な家電製品に電気部品、それにDuty Freeの伝統ある街だったのですが・・・。
駅前では、何とか無線だったかの店が、どこかの眼鏡屋さんに変わっていて、ラップ調の呼び込みをマイクでガナリ立てており、最近では、中国語のラップ?のような呼び込みをしており、”さすが~アキバ”と思わず呆れてしまいました。なにせ毎日通る道ですから、ロシア語やら中国語やらスペイン語やらの呼び込みテープ音が、もうすっかりBGM状態になっている昨今ですが、やはり中国語ラップは珍しく、ついつい足を止めてしまいました。
また、マスコミのテレビ撮影も最近は当たり前になり、クライアントである某外国人タレントのM君などにもばったり。「忙ししそうだね!撮影中?」 「あっ!先生。今、ロケ中なんですが、今度連絡します!」とか。本当に、業務用カメラを抱えた業界スタッフ(外国メディアのクルーも結構います)の姿を見掛けるのが、アキバでは普通の風景になってしまいました。
カミサンに言わせると、アキバが他の街と決定的に違うのは、オタク系男性の二人連れが異常に多いとの事でした。確かに、最近は、家族連れやカップル、女性同士も増えて来てはいますが、やはりよく見ると、オタク系の男性の友達同士??が圧倒的に確かに多いのです。それに、世界各国からの外国人観光客やメイドカフェのオネエサン達が混在していますから、よくよく見れば誠に摩訶不思議な風景の街になっているようです。
お隣のシンクタンクの物知りオジサンに「中村さんがアキバに来た頃から、アキバは妙な感じに変わって来ている」と言われ、「なるほど。そうかもしれない」と、タダタダ頷くばかりです。ほんと~に、まったくどう変わるか予想ができない妙でエキサイティングな街、それが今のアキバなのかもしれません。