行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

シリーズ アキバ(第1回)

2007-03-31 22:57:40 | 秋葉原って?

 新宿南口の事務所から、ここアキバ近くの事務所に移って、はや3年になろうとしています。当時、駅前の高層ビル群も建設中で、あの巨大なヨドバシカメラや、ましてや、よろしくおねがいしま~す!と、毎日のように駅前でビラを配っているメイドカフェのオネエさん達なども全くいない、殺風景な家電製品に電気部品、それにDuty Freeの伝統ある街だったのですが・・・。

 駅前では、何とか無線だったかの店が、どこかの眼鏡屋さんに変わっていて、ラップ調の呼び込みをマイクでガナリ立てており、最近では、中国語のラップ?のような呼び込みをしており、”さすが~アキバ”と思わず呆れてしまいました。なにせ毎日通る道ですから、ロシア語やら中国語やらスペイン語やらの呼び込みテープ音が、もうすっかりBGM状態になっている昨今ですが、やはり中国語ラップは珍しく、ついつい足を止めてしまいました。

 また、マスコミのテレビ撮影も最近は当たり前になり、クライアントである某外国人タレントのM君などにもばったり。「忙ししそうだね!撮影中?」 「あっ!先生。今、ロケ中なんですが、今度連絡します!」とか。本当に、業務用カメラを抱えた業界スタッフ(外国メディアのクルーも結構います)の姿を見掛けるのが、アキバでは普通の風景になってしまいました。

 カミサンに言わせると、アキバが他の街と決定的に違うのは、オタク系男性の二人連れが異常に多いとの事でした。確かに、最近は、家族連れやカップル、女性同士も増えて来てはいますが、やはりよく見ると、オタク系の男性の友達同士??が圧倒的に確かに多いのです。それに、世界各国からの外国人観光客やメイドカフェのオネエサン達が混在していますから、よくよく見れば誠に摩訶不思議な風景の街になっているようです。

 お隣のシンクタンクの物知りオジサンに「中村さんがアキバに来た頃から、アキバは妙な感じに変わって来ている」と言われ、「なるほど。そうかもしれない」と、タダタダ頷くばかりです。ほんと~に、まったくどう変わるか予想ができない妙でエキサイティングな街、それが今のアキバなのかもしれません。

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新卒外国人留学生にも春が・・・

2007-03-27 01:04:19 | 旬なお話

 昨日は、二人の新卒外国人の就労証印を貰いに東京入管へ出かけました。多くの日本人の方々はご存じないかもしれませんが、彼ら外国人留学生は、日本人と違ってどんな会社のどんな職業に就けるというわけではないのです。原則として、大学、あるいは、専門学校で専攻した学科に関わる仕事か、通訳・翻訳に関わる仕事に就かなければ大学を卒業し、就職したとしても就労は許可にはならないのです。ですから、外国人留学生には、日本人新卒者に無い大きなハンデがあります。こんなハンデがある上に、ここ数年、就職難が続いていましたから、就職できずに涙ながらに帰国した留学生も多々あったようです。しかし、どうやら今年の就職事情は違ってきたようです。彼ら外国人留学生にとっても好転して来たようです。依頼人のご友人の新卒者(女性)の初任給が25万円で、残業無しという、破格の条件もあるようですから。 

 そういえば、20年ほど前、新卒者採用に奔走していた人事担当者が多かったように記憶していますが・・・。あれから、あの日本を駄目にしたバブルが始まった訳ですが・・・。まだまだ生々しい最近の出来事のように思えるのは私だけなのでしょうか。

 朝出かける時には、家の近くの僅かばかりの桜並木は、まだまだ蕾ばかりでした。しかし、夜の帰宅時には、もう幾ばくかの花が咲いていました。いよいよ春がやって来たんだ! そんな感じを受けた一日でした。

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技能実習という名の・・・

2007-03-26 01:51:41 | ちょっと一言!

 こうゆう仕事ですから、さまざまな国の外国人の在留資格申請手続を依頼されるのですが、私が絶対に引き受けない職種に関わる依頼が、いつくかあります。ひとつは、ダンサーと称してホステスを「興行」の在留資格で招聘しようするケース。もうひとつは、研修・技能実習という名目で、外国人を低賃金で使いたいが為に、研修+技能実習(在留資格上は、「研修」から「特定活動」への変更です。)で招聘するケースです。前述のケースは、群がっていた怪しい?政治家や業者もだいぶ消え、当局も厳しい審査を始めた関係で、急速に少なくなりました。一方、後者の場合、当局は厳しい審査を始めたばかりという事もあり、また、財界を中心とした雇用者側から要望が強く、更には、昨今の景気回復基調や人口減少傾向に伴う人手不足の影響もあってか、いろいろな怪しい組織やら人物らが、あの手この手を尽くして、低賃金の外国人労働者を確保しようと奔走しているようです。ですから、私ばかりでなく、同業者へこの手の相談が最近増えているようです。

 24日土曜日に、国際部長のE先生の講習会が八王子であり、ほぼ2時間かけて出かけて行きました。”今の技能実習は、第2の「興行」(ダンサーと称して、ホステスをどんどん招聘した時に使われた在留資格)になりつつあります”と、仰有っていましたが、まさに、その通りだと思いました。

 本来ですと、原則として、我が国では単純労働に相当する職種に外国人が従事する事を認めていません。しかしながら、その外国人が、本国で習得する事が難しいような職種であれば、日本にてその職種を、座学と実務で覚え、その覚えた実務経験を持ち帰って、その国の為に役立てて下さい!というのが理想です。また、そうあるべきだと私も思います。しかし、現実には、これは建前になっています。事実、この制度を利用しているほとんどの企業経営者の方々に、このようなメンタリティーをお持ちの方など殆どいないと断言できます。殆どの経営者の方々は、実際には人件費の削減という一点のみしか、この制度をメリットを見ていないのです。ですから、この制度の最大限の許可期間である3年間で、可能な限りの低賃金で、外国人をこき使って、元を取ってやろうする発想しかないのです。残念ながら、これが我が国の一部経営者の素顔なのです。

 「外国人でも雇わないと、本当に人が来ないんですよ!」という経営者の方に「それでは、日本に35万人以上もいる、日系人やその家族の方を採用すれば良いではないですか!彼らのほぼ99%は、いわゆる工場労働者ばかりですよ。日本国内で発行されているポルトガル語やスペイン語の新聞がありますから、そこに求人広告を出したら応募は可成りあります!」こう提案すると、決まって多くの経営者の方々は、「でも、彼らの賃金は結構高いようですから・・・」とお答えになります。「あれ!出せる賃金が少なくて、人が集まらないのですか?それでは、話になりませんよ。低賃金で、儲ける経営の発想では、中世の頃と何ら変わりはないじゃありませんか!もう諦めて下さい。私には、お手伝いできませんから!」と言って、お帰り頂くことにしています。

 勿論、ごく一部ですが、本来の趣旨に添った外国人研修生を育てて、本国に送り出している企業経営者の方も確かにおります。しかし、寧ろ、こういった方が例外です。ですから、私は、本来の研修目的である手続であれば、喜んでお引き受け致しますが、外国人を低賃金でこき使う目的のために行う「研修」やら「特定活動」やらの申請手続は、絶対にお引き受けはしておりません。また、ご同業で、このブログを読まれた方々で、このような依頼を受けた場合には、是非ともこのような先のない経営者へ協力するような事は止めて頂きたく思う次第です。長い目で見れば、こういったポリシーしかない事業は決して長続きはしません。目先の僅かな報酬で、ご自分の魂を売るようなことは絶対に止めて頂きたいとお願いする次第です。

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華麗なる一族

2007-03-19 00:15:13 | テレビ番組

 ドラマ、華麗なる一族が完結しました。その昔、ドラマだったか映画だったかを見た記憶があります。しかし、当時はまだまだ若かったので、改めて見ると、また違った感覚があると思い、再度見てみました。それに、一時期ですが、私自身が鉄鋼業界に勤務していたこともありましたので、毎週興味深く見ていました。

 「一見、富も権力も名声も兼ね備え、何不自由なく華麗で優雅な生活をしているように見える人々でも、決して幸せ一杯では無いんだ!」という感覚は、昔も今も同じでした。でも、当時の世の中は1億総中流社会と言われていた時代です。そんな社会風潮の中での価値観と、今のような貧富の差が歴然と出来てしまった社会での価値観とでは、このような物語に対する捉え方が明らかに違っていると感じました。

 ちなみに、このようなリッチな人々が苦悩するドラマは、私が居た海外でも、定番の人気ドラマであるということです。やはり、人間って、他人様の不幸を見るのが好きなのでしょうか? 

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確定申告

2007-03-15 05:37:06 | 旬なお話

 今日からブログにデビューしました。大した事は書けないでしょうが、独り言のように書き始めてみようと思います。

 さて、毎年の事ですが、今日が確定申告の最終日です。もう、8回目か9回目??だと思いますが、相変わらず締め切り直前になって提出です。来年こそは、もっと早く済ませようと、毎年のように思っていますが、確定申告をご自分でされている方々も同じように思っている方々が多いと思います。尤も、サラリーマンや税理士さんに頼まれている方々には無縁の話ですよね。

 正直に言えば、確定申告をする事は決して嫌いではありません。1年間の領収書などを改めて見ていると、その時々のシーンが思い出されます。それは、良い事であったり、或いは、残念に思う事であったりと、様々です。そして、その時に処理した出来事がまた別の角度から見えてくることもあります。そういった楽しみを持って、確定申告作業をされてみると、案外と楽しく作業が行えます。如何でしょうか?

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