秋葉原(アキハバラ)のことを、いつ頃から「アキバ」と言うようになったのでしょうか? 少なくとも、メジャーな呼び名としては、1990年代のバブル崩壊以降のような気がしますが・・・。
では、それまでは「アキバ」と言われていなかったのか?実は、そうでもないのです。少なくとも私は、30年以上も前から「似たような響き」を聞いています。つまり、東京近郊以外にお住まいだった方々で、概ね45歳以上の方々!秋葉原と書いてあったのをアキハバラと正しく読んでいたでしょうか?
そうです!特に、関西以西の方々は、秋葉原のことをアキバハラと読まれていた方が多いと思います。確かに、アキハバラをアキバハラと呼んでも間違いではありません。ですが、やはり地名ですから正しくはありません。
東京の地名は意外に読みづらいようなのです。例えば、日暮里(ヒグレザト)と書いてニッポリ、内幸町(ナイコウチョウ)と書いてウチサイワイチョウ、豊島園(トヨシマエン)と書いてトシマエン、石神井(イシガミイ)と書いてシャクジイ等々・・・。けっこう読みづらい地名が多々あります。
私は外国に居住・赴任・出張していた時期が長かったのですが、確かに秋葉原のことをアキバハラと読まれていた在外邦人の方々が多く居たことを思い出しました。そして、中には、何度言ってもアキバハラと繰り返す方もいたのでした。そんな時に、「XXさん!そのアキバに行けば、売っていますから!」とやけくそになって言ったような記憶があるのです。
なにも、私がアキバの名付け親と言っている訳ではありません。私が思うに、秋葉原のことをアキバハラと発音していた多くの東京以外の方々の間から、自然発生的に生まれた愛称ではないかと思うのです。アキバハラと発音するのは、骨が折れますが、アキバと呼んでしまえば、これは言い易く、実に軽快な呼び名だからです。
この推理、案外限りなく正解に近いのでは?(^_-)!
(追記)アキバのアイドルである「アキバガイドさん」の2006年2月8日のブログ記事によると、どうも私の説は間違っているようです
http://blog.akiba-guide.com/?cid=27225