在留資格や渉外戸籍手続の専門家である行政書士のうち、
語学が得意な行政書士や他の士業、或いは通訳の方々を
中心として、何か社会貢献できることはないだうろか?
と思って僅か3人から立ち上げた任意ボランティア団体
「多言語行政書士協会」を設立して、早3年半以上が経過しました。
その中で、最も協力させて頂いている東京都児童相談センター
の方々に、お越し頂き50名を超える受講者にお話し頂きました。
今回は、行政書士のみならず、社会福祉、教育関係の方々にも
多数ご参加頂き、児童相談所や一時保護所の重要な役割に関して
更にご理解を深めて頂けたものと思います。
青柳事務局長の司会で始まり、最初に皆川涼子弁護士が扱われた
外国人児童が関係する事案の概要のご説明がありました。
続いて、東京都児童相談センター保護第一課専門課長の上川様より
昨年施行された「改正親権制度と児童相談所の対応」について、
続いて、同センター保護第一課課長木全様より
「児童相談所における外国人相談への対応と課題」について、
新たな内容を加えて、丁度3年ぶりにお話し頂きました。
また、私からは、児童絡みの直近の在留資格変更事案と、
3年ほど前の在留特別許可事案での傾向について、
更には、監護養育権で外国人元夫婦どうしが調停で争った
事案で、通訳人としての立ち会った事例についても、
家庭裁判所事案として参考までにお話しさせて頂きました。
なお、受講者全員に、多言語行政書士協会として受講証を
発行してお渡し致しました。
終了後、一部受講者の方々による懇親会にも18名が参加され
名刺交換や歓談の楽しい一時を過ごさせて頂きました。
なお、研修会運営をお手伝い頂いたメンバーの山口さん、清水さん、
加えて金子さん、大村さんにも深く感謝申し上げます。