行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする25年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

もう、投機経済はやめましょうよ!

2009-09-29 13:01:07 | 社会・経済

 本日9月29日付けの産経ニュースによると、

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 早稲田大学の投資サークルOBらのデイ・トレーダー・グループによる株価操作疑惑で、東京地検特捜部が、このグループのリーダーの男(27)ら3人について、金融商品取引法違反(相場操作)容疑で立件する方針を固めたことが28日、捜査関係者の話で分かった。特捜部は、グループが株価を不正につり上げ、10億円以上の利益をあげていたとみて、証券取引等監視委員会から29日に告発を受け、強制捜査に乗り出すとみられる。デイ・トレーダーの組織的な株価操作が立件されるのは初めて。

 捜査関係者によると、株価操作をしていたとされるのは、デイ・トレードと呼ばれる株の短期売買を繰り返す個人投資家のグループ。買う意思がないのに高値で大量の買い注文を出し、インターネットで「板情報」と呼ばれる注文状況を見た他の投資家の買い注文を誘い、取引が成立する直前に取り消す「見せ玉(ぎよく)」と呼ばれる手口で東証1部上場企業の2銘柄の株価を不正につり上げた疑いが持たれている。グループは東京都港区の六本木ヒルズの一室を拠点にデイ・トレードを行い、不正な取引を連日行っていたという。

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 またも、マネーゲームによって株式市場の盲点を突いた不正利益を得ていた連中が逮捕されそうです。それも、あのXXエ衛門やリーマンがいた六本木ヒルズが舞台だというから呆れてしまいます。

 経済評論家などが、TVのコメント中によく

 「市場は、とっくに見放していますよ!」とか

 「市場がそう答えているではないですか!」などと連発している方々を見ると、

 こういった、不正利益を得ている連中と同類にしか思えないのです。

 昨年起きた経済危機によって、世界各国が注ぎ込んだ何百兆円のマネーは今はどこに行ってしまったのでしょうか?

 聞くところによると、米国ではブティック・ファンドなるミニ・ヘッジファンド・グループが続々誕生しており、ヘッジファンドがゲリラ化しているとか・・・。

 本当に懲りない連中です。これは、もう世界が結束して、投機行為を規制する以外にまともな経済市場が復活することは無いと思います。

 もっと情けないことに、未だにこういった連中に対して株取引などでの優遇税制を堅持しようとする、政官財の動きが依然として強いのです。

 もう、投機経済はやめましょうよ!

 すべての企業、機関、個人の”投機行為を原則として禁止する”こと(投資と投機を明確に区別する事が重要です!)こそが、本当の意味での産業活動や正常な世界市場といった秩序ある経済活動が望める唯一の方法だと私は思うのですが・・・。

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鳩山総理の私邸を見学?

2009-09-27 15:51:49 | まち歩き

 田園調布にお住まいの、とあるご家庭のランチにご招待されました。

 ご主人がお作りになったパエージャです!

Img_0973

 とても美味しかったですよ!勿論、スペイン、リオハのワインや高級生ハム

 などのオードブルも盛りだくさんで、久しぶりの楽しいランチタイムでした。

 ところで、私のような人間にはあまり縁のない東京の高級住宅地である

 田園調布に来たのは、実に20年ぶりでした。

 あの、お菓子の家のような懐かしい木造の駅舎は、

  もう既に消え去っていました。淋しい限りです。

 鳩山首相私邸が近いと聞いてその前も通ってみました。

Img_0970

 やはりセキュリティー問題からでしょうか、

  所々に警察官が警戒していましたが、

 訪米中であったので、警察官は可成り少なく、

  日頃は沢山張り付いていた報道陣が全くいないと、

  ご案内して頂いた方にご説明して頂きました。

 「長嶋邸も近いですよ!」とお聞きしましたので、嫌がる家内を横目に

 ついでにご案内して頂き、長嶋邸をバックに写真まで撮ってしまいました

 国連やG20で必死で日本の為に働いている新首相を横目に、

 実にお気楽な休日を過ごした不謹慎な私でした

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シャネルの服は残酷?

2009-09-23 10:14:52 | アート・文化

 昨年2008年は、ココ・シャネル生誕125周年、来年2010年はシャネルブティック開店100周年だそうです。

 そこで、どこにも行けなかったシルバーウィークのラス前である昨日、夫婦50割引を使って、シャネルにスポットを当てた映画2本を梯子で観てしまいました。

Img_0968

 1本目は、「アメリ」に出演してシャネルのCMにも出ている、オドレイ・トトゥ主演の映画「ココ・アヴァン・シャネル」。もう1本は、名女優シャーリー・マックレーン主演の「ココ・シャネル」です。劇場内では、結構な数の年配のご夫婦の方々もお見かけしました。

 内容はどちらも、ココ・シャネルという天才デザイナーの半生なのでしょうが、どちらが本当の話?って感じでした。

 しかし、日頃はファッションとは全く無縁の私ですが、コルセット無しの女性服を普及させたり、喪服や修道女の色でしかなかった黒い服をファッションに取り込んだりと、シャネルが世界の女性服業界に多大なる影響を与えた革命的な天才デザイナーだった事など、ちょっとは勉強になりました。

 単なるオジさんである私にとっては、シャネル=香水(CHANEL No.5)=マリリン・モンローくらいの知識しかなかったのでしたが・・・。

  ところで、ある方に言わせると、シャネルの服は残酷なのだそうです。あんな、ゼロが一つも二つも多い私とは縁遠い高価な服を着られる女性は幸せだと思うのですが・・・。

 ところがその方曰く、シャネルの服はその着る女性の内面や日頃の生活が表にでてしまう服らしいのです。つまり、どんなに無理をして高いお金を払って着たとしても、日頃からラグジュアリーに縁遠い生活をしている女性には決して似合わないのだそうです。

 それだけならば兎も角、場合によってはその着ている人の内面や職業までもが表に出てしまう残酷な服なのだそうです。

 本当かどうかは疑わしい話なのですが、確かにと思うそれなりに説得力のある説であることは間違いなさそうです。

 でも、いづれにしても、私には無関係な世界ですけどね

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年金の申請?に行って来ました!

2009-09-16 09:57:22 | 行政書士のお仕事

 といっても、私の年金の申請ではありません。某、欧米系クライアントさんが65歳になって年金受給資格を得た模様なので、申請時の通訳として同行して欲しい(手続き代理は、社労士さんのお仕事で、行政書士はできませんのでご注意下さい!)とのご希望で、ご一緒に申請に同行する事になりました。

 欧米人が多く住むこの都心の地区ではありますが、さすがに社会保険事務所で紅毛碧眼の外国人はその方だけで、他はすべて日本人のようでした。

 1時間近く待つ間、プッシュ政権からオバマ政権へ代わった米国についてや、これから誕生する民主党政権の日本について等、下手くそな英語で意見交換をさせて戴きました。

 ところで、その方の本国である某国と日本との間には、年金加入期間に関しての相互協定があり、その方の日本国内での社会保険加入期間は10年足らずですが、本国での年金加入期間30年数年と併せてトータルの加入期間として考慮される事から、日本での年金加入期間が25年に満たなくとも、25年以上加入しているものと看做す規定になっているだそうです。

 従って、その10年足らずの加入支払済相当分(でも、給与額が高ければかなりな年金額となりますし、少なくともその方の支払い損にはなりません。)についての年金受給権が発生します。

 とにかく、制度が難解かつ複雑で、窓口担当官の説明に同行した筈の私が一番真剣に聞いて質問していました。

 例えば、3年前の受給開始時に、扶養している配偶者(年金加入者)が65歳未満であれば付加金(加給年金)が支給されるとか、60歳を過ぎて社会保険に加入している場合で、支給額が一旦決定されても収入があるので、結果として支給されないとか、色々な仕組みについて知ることができました。

 クライアントと共に一番悩んだのが、受給開始年を1年繰り下げることにより、受給年金額が年間約8.4%増額されることです。2年受給を繰り下げると年金受給金額が16.8%、5年後ですと何と42%も受給金額が増えるので可成り魅力的です。

 しかし、窓口担当官のある一言で、その金額的な魅力が吹き飛んでしまいました。

 「この、繰り下げ受給で受け取らない年金額は放棄となってしまいますから、単純計算で少なくとも12年間は年金を受給できないと損することになるかもしれません!」

 確かに、そのとおりなのである!増額される年金額だけで判断すると、受給を1~5年繰り下げた場合、13年以上受給すれば、すなわち78~82歳以上まで長生きすれば、得となります。しかし、それ以前に他界してしまえば逆に損になってしまうという事になるのです。

 悩んでいる紅毛碧眼のその方が、「他の人はどうしているのか聞いて欲しい」との良い質問が出たので、早速担当官に聞いてみると、

 「そうですね・・・。90%以上、おそらく93%の方は即時受給を選択されていますね。受給しない方は現役の方とかごく一部の方だけですね。」

 最近は珍しくなったスモーカーのこの紅毛碧眼の方は、「喫煙者なので、長生きできません!即時受給を希望します!」と即答したので、ここの所の不祥事のせいか、終始緊張気味だったこの窓口担当官からも思わず笑みが溢れました。

 今回、同行通訳として来ただけの筈の私でありましたが、「10年後宜しくお願いしま~す!」

 「10年後、お待ちしております。」などと言われて、私自身が大変勉強・参考になった年金申請同行通訳業務でした。

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悪い奴ほど、貧しい者や弱い者達を食いものにする!

2009-09-11 08:39:10 | 社会・経済

 ”金持ちから儲けるのは難しいが、貧乏人や弱者から儲けるのは簡単だ!”

 そう商工ローンの元経営者で破産した男が今でも言っているのだそうだ。

 この男が今でも実質的に経営・支配している某会社は、住む所が無い元派遣労働者に住む所を提供するフリをして、生活保護を申請させてその大半をピンハネしているというから地獄の閻魔様も驚きである。

 こんな輩が、今でも平気でノウノウと暮らせていける、いや~な世の中なってしまったような気がする。

 弱肉強食?市場原理?グローバリゼーション?

 そういえば、お立ち台で踊りまくる男女からもぎ取った金で、介護分野や派遣事業に参入し、弱者達を食いものした数々の違法行為が発覚して、表面上は経済界から退場させられた似たような野郎もいた。

 やはり、この20年間の日本、どこか狂っていたと思う。

 だから、多くの国民は今の政治に変革を求めたのであろう。

 少なくとも、前述した輩や野郎達のような悪魔達が平気な顔をして、のさばれるような社会だけにはして欲しくないものである。

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