昨日29日にも申請に行ったのですが、
ここのところ暫く行っていなかった東京入国管理局横浜支局へ
申請に行くように、先週あたりから鞍替えをしています。
とはいっても、東京に居住する外国人の方々の申請事案や
東京にある会社の方々が新規に招聘する事案は、
この横浜支局では受付けて貰えません。
逆に、神奈川県にある企業や居住する外国人の方々の案件は、
かつてはこの横浜支局と新百合ヶ丘出張所だけでしか申請できず、
東京の本局では、申請出来ない期間が長らく続いていました。
余談になりますが、その横浜支局、以前の庁舎は横浜元町を抜け、
中華街よりちょっと先にある桟橋やマリンタワーの近辺にありましたので、
とても趣があり、寧ろ横浜支局への申請はそれなりの楽しみがありました。
ところが、横浜支局が手狭になった為なのでしょうか、
横浜元町の店舗のウィンドーを眺めながら行ける便利な場所から、
馴染みの無かった新杉田という駅から、更にはバスに乗って行くという
まったく辺鄙な港湾地区へ移転してしまったのでした。
こんな遠くて不便で、かつ辺鄙な場所に移ってしまって、
我々申請取次行政書士や外国人の方々からも不評でした。
そして、3年ほど前からでしょうか、神奈川県の案件でも、
東京品川の本局で、突如として受理されるようになってからは、
こんなに遠くて不便で辺鄙な横浜支局での申請は避けて、
訪れることがまったくなくなっていたのでした。
最後に行ったのが一体いつだったのかと調べてみましたら、
なんと、2010年11月に再申請した永住申請が最後の申請で、
その申請が2011年の8月に許可されており、今は上陸許可時
だけしか貼られなくなった証印(当時は、まだ在留カードはありません。)
を受ける為に、この横浜支局へ訪れたのが最後だったようで、
およそ2年2ヶ月ぶりに訪れたことなり、申請に至っては、
ほぼ3年ぶりということになります。
では、なぜ品川の東京入国管理局本局へ出さずに、
不便な横浜支局にわざわざ申請しているかといえば、
案件が横浜や横須賀に居住する方の投資・経営に
関わる就労資格系の変更申請であることもありましたが、
同じ投資・経営の変更申請でも品川の本局に7月、8月に出した案件が、
未だに許可が出ず、色々と支障が出始めていることが原因です。
以前ですと、本局就労審査部門では、判を押したように1ヶ月以内に、
必ず結果が出ており、追加資料の提出要求があったとしても、
行政手続法の考え方を踏襲していた(入管手続は、行政手続法の
対象外です。)のか、2ヶ月を越えるような審査期間は、
まずあり得ませんでした。
ところが今年の7月以降あたりから、まったくメチャクチャと思われるほど、
ほぼすべての就労審査事案での審査日数が大幅に掛かっているのです。
実際、数多くの企業活動で大変な支障が生じており、安倍政権や経産省、
或いは、東京都が推し進める外国企業の誘致活動に逆行するような、
多大な障害を東京入国管理局就労審査部門が作り出しているのです。
国益を損なっているとういう意味では、東京入国管理局上層部や
就労審査部門の統括審査官などの率直な見解を聞いてみたいものです。
という訳で、わざわざ時間を掛けて横浜支局に申請したという訳なのです。
もっとも、横浜支局の就労審査部門が、品川の本局より早い日数で、
審査しているのかどうかは、暫くのあいだ使っていなかったので、
まったくの未知数で不明です。が、少なくとも横浜支局の就労審査部門で、
大幅な審査の遅れが出ているという噂は今のところ聞いてはいません。
申請人のためにも、審査が迅速に行われことを願うばかりです。
ところで、この東京入国管理局横浜支局は、港湾地区にあり、
ご覧のように停泊中の船舶が見えたり、輸出用なのでしょうか、
船積されるSUV車などを運ぶ車両運搬車がひっきりなしに、
この横浜支局の前の道路を通過する光景をみかけました。