パート1である、ダヴィンチコードは見に行かなかったのですが、このパート2である”天使と悪魔”を見に行きました。
この映画の舞台であるバチカンといえばカトリック教徒にとっては聖地です。そのバチカンの教皇選挙である、コンクラーヴェ(Conclave)という独特な儀式を舞台にした架空の事件のお話しです。
このコンクラーヴェですが、1268年クレメンス4世死去後の教皇選挙が紛糾して3年近く空位が続いたことに怒った民衆が選挙者たちを会場から出られないように閉じ込めた(Con=with Clave=key)こと、つまり鍵で閉じ込めて無理矢理に教皇を選ばせたという故事があり、これがコンクラーヴェの起源といわれています。
世界中におよそ10億人いるカトリック教徒達の代議員でもある約120人前後いる枢機卿(日本人の枢機卿もいますよ!)のうち、80歳未満の枢機卿全員がヴァチカンに集結して、選挙者としてローマ教皇を選出するそうですが、何と三分の二以上の得票数が必要なのです。1179年までは過半数で良かったようですが、それ以後は三分の二以上の得票が必要となったようです。
これって、株主総会の特別決議(出席者の三分の二以上の得票を要する。)と極めて似ていますよね。つまり、近代世界各国の商法、会社法に於ける株主総会での議決方法のうちの特別決議の起源は、実はローマカトリック教会教皇選挙であるコンクラーヴェでの教皇選出手法を真似たのではないか?との推測が成り立ちそうです。
ところで、選挙で三分の二以上の得票と得るというのは、実はかなり大変な事なのです。一般的には圧勝といわれるような数字です。ですから、そうは簡単に決まらず、何度も何度も三分の二以上の得票数が得られるまで、繰り返し投票が行われるようです。まさに”根比べ(コンクラーヴェ)”なのです。
煙突から黒い煙が出れば、投票で教皇選出ならず。白い煙が出れば、投票で教皇選出という、ローマ市内にあるバチカン公国サンピエトロ広場で新しい教皇の誕生を待っている多くのカトリック信徒達にも分かる伝統的な合図方法なのだそうです。
1978年当時、カトリック教徒が多いメキシコに居た私は、数ヶ月の短命に終わったヨハネ・パウロ1世と、その後27年の長期政権となったヨハネ・パウロ2世のコンクラーヴェをTVで見た記憶があります。
ちなみに、この映画ですが、チケットと座席番号まで、その予約をインターネットで行いました。便利な世の中になったものです。更に、私50歳以上なので、夫婦50割が使えます。ですから、カミさんと二人で2千円ぽっきりでした。
何か、50歳を過ぎて初めて徳をした気持ちです。これからは、座席はネットで予約し、お代は夫婦50割を活用して、映画鑑賞を趣味にしましょうかね。
前作も見てますが、クチコミでも、前作より評判もいいということで、とりあえず、見ておきたい作品ですね。
・・それにしてももう、50割使えるんですね~やっぱり1800円は、映画は、高いと思いますので・・1000円くらいが手ごろ価格ですよね。
ちなみにうちは、ナイト割引又は、レディスデイ、チケットショップの前売りを買うのどれかの利用ですね。
今の一押しは、レッドクリフpartⅡです。
または、グラントリノ、チェンジリングのくりんと・イーストウッド監督作品。
これは、どれを見ても、損は、ないですよ~[E:scissors]
記事の表題がとても興味深かったので覗きにきました。
とても面白く読ませていただきました。
ちょっと得した気分です♪
まあ、テンポが早くて面白かったですね。どんでん返しもあったし。
でも、主役がラテン語が読めなくてどうして、バチカンの古文書が分析できるのでしょうね[E:sign02]
そこが、アメリカ映画らしいところで残念な点でした。
コメントありがとうございました。単なる映画書評でも良かったのですが、一応「行政書士の独り言」と標榜している以上は、多少は関連のありそうな事も書かなくては、なんて書いた記事の表題でした。
また、宜しければ覗きに来て下さい。但し、くだらない内容も多々ありますので、その場合にはどうかご容赦下さい。
マスカラス先生の推理合っているといいですね。
やっかいな規定も制度趣旨や起源がわかると覚えやすくなったりするものだと私は思っています。
映画は最近DVDが出るまで待ってしまいます。もう少し安価にならないものでしょうかね(笑
私もマニアん先生と同じく、
一人で深夜にDVD派です。
たまにレディースディに一人で観ます。
・・・なんだかいつも一人ですね~!
でも映画は一人がいいんです、私は!
推理はどうだか分かりませんが、少なくとも古くから3分の2という話は本当のようです。
でも、書いてしまった後、ローマ時代やギリシャ時代には既にあったかも・・・なんて実は思っています。
先生は、DVDまで待つ派ですか!実は、私はここ数年はTVに降りて来るまで待つ派だったんです。はい。
レディースデイっていいですよね!頑張れシニアデイとか、アラカンデイ(まだちょっと早いですね。)とかないのかなぁ・・・。
でも、映画は一人って、私も納得です。若い頃はそうでしたから。
でも、女性のお酒一人はねぇ・・・。お近くでなくて残念です。
ところで、夫婦50割では私のIDの確認はされるのですが、配偶者であるカミさんの確認はされません。そこでカミさん曰く、「不倫でも、夫婦50割が使えそうだね!」・・・・???でした。
イワモッチ先生のお仕事にお役に立つ情報ではないかと・・・。
テンポも速くてあきさせないし、また、ヴァチカンやローマなどの観光をしてる気分にもなって、とても満足です。
前作と比べると・・私は、こっちのほうが好きですね。前作は、もっと内容が複雑でわかりづらい。
今回の見て、あらためて、トム・ハンクスの演技力とこの監督との相性の良さを感じました。
たしかに、コンクラーヴェは、面白かったですね~。先生のこのブログ読んだあとだったので、特に、気をつけて見ましたが、確かに「株主総会の特別決議」と同じですよね!ただ、株主総会では、煙では、報告しないけど・・[E:catface]
・・てことは、コンクラーヴェも議事録は残すんでしょうね~。あれだけの「保管庫
があるくらいだから・・当然。。
あと、私は、クリスチャンではないですが、全体として「フリーメーソン」をかいた映画に思えました。ピラミッド、五芒星などはじめ、トム・ハンクスの時計がミッキーマウスなのも、トムがアメリカ人という象徴とウォルト・ディズニーが生前フリーメーソンに関わってたという話からきてるかな?と思って見ました。
小道具にまでこだわったよくできたジェットコースタームービーと純粋に楽しめました[E:happy01]
・・・確かにトムの名推理は、すごすぎ!ラテン語も読めないのに・・・どうか??ということは、まあ・・そのへんは、置いといて。。っていう、ハリウッドのお約束ですね。