日本での新型インフルエンザ患者数が、アメリカ、メキシコなどに比べて急速に増加している。それはなぜなのであろうか?
外国に暮らしたことのある方ならば、お気付きの事だと思うのだが、日本でインフルエンザや疫病が広がり易い理由は、市町村が隣接していることが最大の原因であると考えられる。
アメリカやメキシコでは、隣町に行くためには、家一つない荒野の道路を何キロも何十キロも車で走り抜ける必要がある。つまり、アメリカやメキシコの市町村は、殆どが点として存在しており、その沿道に全く民家など無い道路によって町と町とが繋がっている構造になっている。
ところが、日本では、特に幹線鉄道沿線や道路沿いでは、殆ど間断なく民家が建ち並んでいる。来日中の外国人を連れて新幹線に乗った時に、”東京、横浜、名古屋、京都、大阪の境は一体どこだったのだろうか?”と質問されて答えに困ったと聞いたことがあるが、このように我が日本では、住宅が林立しているのである。
中国やヨーロッパ、或いは中近東などでも、基本的な都市構造としては、町全体が城壁で囲われていた都市が多く、町と町とが点と点で繋がっている場合が多い。
以上の事から、日本という国は、市町村単位でインフルエンザや疫病を封じ込めることがほとんど不可能な都市構造を持った国家なのである。
兵庫、大阪、京都、奈良、滋賀等の関西圏では、何本かの鉄道路線や道路によって縦横無尽に繋がっている上に、その間には間断無く住宅が建ち並ぶ都市構造なのである。従って、関西圏でのインフルエンザの蔓延を防ぐことは事実上不可能だと思われる。
という事は、当然の事ながら首都圏の神奈川、東京、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬なども全く同じで、すべての都市間が多くの鉄道や道路で間断無く繋がっていることから、首都圏で新型インフルエンザが猛威をふるうのも時間の問題と言わざるを得ない。
しかしながら、幸いなことに新型インフルエンザといっても普通のインフルエンザよりも、むしろ弱毒性で、症状は軽い様子なので、あまり騒ぎ立てることも無いかもしれない。単なる風邪が流行っていると思う事にしたらどうだろうか?但し、今のところはの話ではあるのだが・・・。
なぜ、高校生が多いのか?そして、日本では、こんなに急速に広まっていあるのか?
私も近いうちに神戸・大阪より、名古屋、福岡、また東京はじめ関東にも広まると思っています。
ただ、アメリカ、メキシコの広まりより早いことは、先生の説明どおりと思うのですが、香港・韓国では、日本と同様な状態に住宅地が密集してます。そこでは、こんな急速に感染していない。。。
そこで、ひとつの仮説ですが、日本の「抗菌・潔癖」生活に慣れている世代に、いわゆるこのインフルエンザに対する抗体がない人が多いのでは??
・・でも、実際、60歳以上の方でも感染されている方もいるし、そうなってくると不明ですね。[E:wobbly]
まあ、幸い今のところ、毒性が少ないものですから、ウィルスが毒性が強いものに進化する前に収まってくれることを願うしかないですね。あと、冬でなくてよかった~この頃には、鳥インフルもきますからね~ダブル攻撃はたまりません[E:dash]
確かに、韓国はなぞかもしれないですね。香港はSARSの苦い経験から徹底した対策を採っていると聞いています。
そもそも、インフルエンザに罹患した者の30%前後は発病しないか、症状が極めて軽いと云われていますから、韓国や香港の実態もどうだかは分かりませんよ!
更に云えば、マスクだってN95タイプの物でなければ効果は薄いですし、ゴーグルを付けなければ粘膜のある目から感染します。
強毒性になったら、厳戒態勢は必要かも知れませんが、今の程度であれば、あまり神経質になることはないと私は思いますが・・・。