”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

四国88ヶ所自転車遍路~2日目~

2005年09月20日 | ちゃりんこ
■2日目のデーター
走行距離:92.89km、走行時間:6.52hrs、平均速度:13.5km/h、参拝札所:3番金泉寺~12番焼山寺

■9/20(火)
06:30から朝食、ごはん3杯おかわりし、一日の運動に備える。身支度し玄関に行くと雨ザアザア・・・これも試練と気を取り直し雨対策に持参したポンチョ取り出しデイパック背負った上から着用。裾がヒラヒラと邪魔だがそれなりに使えそうだ。背中モッコリし、異様な風体だ。フードは自転車用ヘルメットを着けたままでも何とか被れた。しばらく走っている内に裾を自転車のハンドル部に手でつまんでやると都合良い事を発見した。上海でこんな雨具着て走ってる自転車をを見た事を思い出した。裾がバタつかず、ペダリングの邪魔にならずなかなか良い。然し水が溜まるので時々水排出しなければならない、それと泥除け無しのEscape-2ではタイヤが巻上げる水滴が下部から短パンを直撃。こればかりは避けようが無く、濡れパンツ走行だ。運良く9時頃には雨が止みポンチョ脱いだ。

7番十楽寺でボランティアのおじさんに声を掛けられる、安い宿や無料で泊まれる東屋、遍路小屋、通夜堂等の情報リストを持っていたが。当方が持っているガイドブックにも大体載っていたので丁重に断ったが、次の8番に行ってここでの納経忘れに気が付いた。話している内つい忘れて次に行ってしまったようだ。片道4.2kmを引き返し納経する。今後気をつけなくては。

11番藤井寺お昼頃着、ここの近くに無料で泊まれる遍路小屋が有り、鴨の湯という銭湯も有るのでここで泊まるの良さそうだが時間が早いので次の焼山寺まで行く事にした。しかし焼山寺に宿坊無く、近くに民宿も無い山の中なので最悪寺の軒下で野営する覚悟だ。ルートはタクシーの運転手に聞き、梨の木峠越えとした。この峠の登りはしんどかった。途中スダチの無人販売有り、15個ほど入ってて100円、これを一つ買った。又持参の水が切れ人家で水道の水を貰った、これに絞ったスダチ液を入れ飲みながら進む。焼山寺まで5kmの標識が午後3時、距離を稼ごうと途中で歩き遍路道に侵入した所、急坂や階段が現れえらい目に逢った。引き返す事も出来ず汗ダラダラで黙々と進む。最後は時間との競争、5時10分ほど前にやっと寺が見えてきた。最後の石段を這い上がり納経所着午後5時1分。ドアを閉めかけているのをまってくれー~と叫んで滑り込みセーフ!こんなシンドイ思いをしたのは久しぶりだ。阿波の遍路ころがし焼山寺は聞きしにまさる難関だった。ゆっくりと誰もいない本堂、弘法堂をお参りし、門前でへたり込んで写真撮った。

次の13番大日寺までは27km、途中峠有りで3時間程度の予想、日暮れまで1時間程度なのでとても無理、とにかく山を下り人家に出てからねぐら探しすべく山を下る。神山温泉集落の手前の綺麗な川にかかっている橋を見つけた、川原は砂利で綺麗そうだったのでこの橋の下で野営する事にした、うまい具合に川原に下りる道も有った。砂利の上にポンチョをグラウンドシート代わりに広げ、その上にシュラフカバーを広げた。荷物を置いて食料調達に集落に繰り出した所、ちいさなスーパーマーケットが有った。ここでビールと助六寿司、カンパチの刺身を調達。橋下のねぐらに戻る。食料確保も済み一安心、綺麗な川で水浴びして汗を流しサッパリした。水は程よい水温で気持ち良かった。一人橋の下で飲むビールと刺身の味は又格別であった。

カシオプロトレックで方位確認し、北まくらに成らない様寝床セッティング?砂利の寝床もナカナカ寝心地良好!8時頃から睡眠モードに入り月を見ながらウトウト、しかし夜もふけて熟睡していると突然雨が顔に当たって目が醒めた。午前2時だった。川面を渡る風のせいで橋の下にも関わらず、雨が吹きこんで来たのです。雨を避け、右往左往するがどうにも避けようが無く断念。、已む無くポンチョを被り裾に荷物類をかためて座ったままウトウトと夜を明かす羽目に・・・明け方にやっと雨が止んだ。遍路二日目は何かと過酷な一日でありました。

・長い一本道


・沈下橋を渡る


・梨の木峠


・12番焼山寺




・今日のねぐらは・・・橋の下


・カンパチ刺し身、旨いねえ


・夕闇迫る橋の下


                                         →3日目へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする