”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

四国88ヶ所自転車遍路~6日目~

2005年09月24日 | ちゃりんこ
■6日目のデーター
走行距離:104.06km、走行時間:7.39hrs、平均速度:13.6km/h、参拝札所:32番禅師峰寺~36番青龍寺

■9/24(土)
05:30コンビニに朝食買いに出かけようとするが、玄関の鍵閉まっていた。部屋からフロントに電話し鍵開けてもらい近くのローソンでパンと牛乳買って食べる。06:30出発。32番06:50着、種崎まで出て浦戸湾を県道フェリーで渡る、このフェリーは県道扱いで無料。33番種間寺で無精ひげボウボウの40歳位の自転車遍路と逢い話す。東京から折畳式自転車で来たらしい。荷物一杯積んで重そう。しばらく一緒に走るが遅い、コチラは軽装のクロスバイクなのでスイスイだ。声掛けて先に行く。彼は今夜東京に帰るらしい。続きは来春回るそうだ。遍路も何回かに分けて回る区切り打ちの人が多い。まあ普通の社会人なら2週間も休めないので当然かもね。歩きとなればなおさら、40日以上となると普通の人間には到底無理、だから歩き遍路は特別な人しか居ない。無職か、学生か、プロの坊さん、死に場所探しの家出人、住所不定の犯罪者か・・・中にはプロの遍路先達を目指し、回っている人も居るようだ。皆色んな思いを背負い歩いているのだろうな。歩きの人にはなぜか声を掛け難い。挨拶はするがそれだけである。

36番青龍寺11:38、ここから次の岩本寺までは65kmもある。今日の納経は難しいのでなるべく近くまで行くのを目標に進む。途中の須崎市の道の駅「かわうその里すさき」にはワラ焼かつおのタタキ実演販売が有る、ひとまずここを目標にひた走る。かわうその里14:00着。早速実演のタタキと缶ビールを買い昼食。スライスにんにくのピリ辛さとワラの香りが絶妙だ。タタキ450円。旨いタタキを食べて満足だがこの先のR56は峠の連続だ、中土佐町の7子峠は延々と8kmも登りが続く。店も人家も無い。堪らず途中から押して歩く。おまけに飲み水が切れて苦しかったが、途中道路脇からの湧き水が有り助かった。飲める水かどうか判らないが、お構いなしにゴクゴク飲んだ。冷たくて美味しかった。ここでも二日目に焼山寺の登りで買ったスダチの絞り汁を混ぜた水を飲んだ。15個も有るとなかなか減らない。

4:30窪川町の道の駅あぐり窪川着、ここに東屋等が有るとの情報だったので泊まれそうかどうか見わたすが、とても無理だった。週末で人も多く本日の野営は断念。ガイドブックで安い宿を捜す。窪川駅前のまるか旅館が朝食付き5,200円、まあまあなので電話で予約した。夕食は外食とした。捜して宿に着いたら田舎のさびれたボロ宿であった。擦り切れタタミに破れ襖、液晶テレビがアンバランスに光っていた。まあこんな宿もたまにはいいか・・・五右衛門風呂みたいな風呂に入り町に繰り出すと。「清流四万十うなぎ」のうなきちという看板を見つけた。そうだここは四万十川の流れている町だったのだ。迷わず1,000円のうな重注文。本物の天然物かどうか判らないが、旨かったので満足であった。

帰り道自販機でビール買い宿に持ち帰る。ボロ宿も見方を変えれば風情の有る宿とも言える。夜アンバランスな新品液晶テレビを見ていたら、今日高知に豪華客船日本丸が入港・・云々というニュースをやっていた。今朝土佐湾で見たでかいフェリーらしき船は、どうもこれだったようだ。明日も晴れ、の天気予報見て一安心、エアコンかけて10時頃寝た。

・土佐湾と日本丸


・国道渡船看板


・渡船に乗る


・36番青龍寺


・カツオのたたき


・たたき実演

                     
・国道脇の湧き水


・まるか旅館のボロ襖


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