”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

四国88ヶ所自転車遍路~10,11日目~

2005年09月29日 | ちゃりんこ
■11日目のデーター(10日目は休養日で移動なし)
走行距離:128.7km、走行時間:8.46hrs、平均速度:14.7km/h、参拝札所:44番大寶寺~45番岩屋寺

■9/28(水)
終日田舎にて休養。テレビで国会代表質問の中継をやっており、これを見て過ごす。午後町の図書館に情報収集に行った所、館内にインターネット接続端末が有り、自由に使えたので色々情報収集した。昨日の宇和島伊達博物館といい、あちこちでこのようなサービスが有るので便利だ。市町村の文化会館みたいな所か、図書館が狙い目かも・・今日は何もせず一日ゴロゴロと休養した。夜持参した荷物を整理し、無用なMDウオークマン、サングラスケース、途中で貰ったパンフレット&資料、御影、手ぬぐい等を田舎に預け、ついでの時に自宅に送ってくれるよう頼んだ。これで少し荷が軽くなった。あまり休養しすぎるとダラケテ脱落しそうなので明日遍路再開する事にした。

■9/29(木)
一日休養し元気一杯、今日は四国の山奥久万町にある44番45番に向かう。44番までは70km程度とたっぷりある。おまけに坂道ばかりと思われるので早めに出発。八幡浜から大洲に抜ける2,200mもある夜昼トンネルが最初の難関だ。このトンネル、暗い、狭い、長い、とまるで3重苦みたいなトンネルだ、おまけに側路帯の幅も狭く、路面も荒れている、これを加えると5重苦トンネルか・・・途中バランス崩し、トンネルの壁に左腕を擦ってしまった。トンネルを抜けて腕見たらスリムいた腕はススで真っ黒。たっぷり発ガン物質を含んだススが傷口から体内に侵入しているのだろうな。しばらく走りコンビニ見つけトイレで腕洗わせて貰った。これが今回の旅での初トラブルだ、まあ軽い擦り剥き程度で済んで良かった。

09:30内子町通過、ここより国道56を離れ久万への380号に入る。車はうんと少なくなり快適な走りだ。坂も思ったほど急でなく緩いのでギア比落として快調に走る。この道、バス停が点点と有るが皆3方が囲まれている。おまけに、座布団や毛布が置いてる所も有った。バス停が遍路の無料宿泊所として黙認されているみたいだ。ドンドン山奥に入り人家もまばらに・・・、広田村辺りの小さな酒屋でビール買って店の前で飲んでたら折り畳み自転車遍路が自転車押して現れた。ビール売ってるぞ!と声掛けたら、えらか~、と言いながら店に入って来た、お酒飲めないので・・とドリンク剤買ってた。これは九州人間違いなしと思い。話すとやはり博多から来たらしい。9月9日から歩きで遍路始めたが半分回った宇和で2万円の自転車買って自転車遍路に変身したらしい。「歩きはお金がかかってシカタなかと~・・・」・とか。残る半分は自転車で回るらしい。自宅でも高い自転車乗ってるらしく、普段は博多の中州をそいつでうろついてるらしい。何してる人かな?40歳頃のパンチパーマ兄ちゃんだ。

今日の札所は44番の先に45が有り44に引き返す、いわゆる「打ち戻りのルート」になっているので先に45番岩屋寺に向かう、岩屋寺14:30。ここは門前の階段がべらぼうに長い。まるで奥の院みたいな所だ。今日もどれだけの汗かいただろうか、ここの階段で又一汗かいた。44番大寶寺15:30、最初午後5時までに着けるかどうか心配していたが、余裕で到着出来た。これで山から松山に下りる事が出来る。松山の親戚宅に電話し、今夜泊まらせてくれるよう頼んだ。後は下るだけと安心していたら大違い、三坂峠までかなりの登りが有った、峠ではトンネル工事をしており大型機械やダンプがしきりに通行していた。3,000m以上のトンネルになるらしい。

三坂峠から松山までは標高差700mのダウンヒルだ。距離10kmを一気に下る。スキーだと10分ほどで下る標高差だが、自転車では30分かかった。しかしこの坂、爽快を通り越してシンドー!!、17:45松山の親戚宅着。風呂使わせてもらい、ビールにカンパチの刺身旨かった。石焼ビビンバまでご馳走になり10時頃お休み。

・一休み


・長い上り坂だ


・岩屋寺の石段


・石碑


・45番岩屋寺


・44番大寶寺


・三坂峠


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コメント
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