先日紹介した『没落する文明』のなかに、「農業はサステナブルなものではない」という話がありました。
乱暴に要約するとこんな文脈。
定住人口を支えるために農耕を行なうことは土地に過剰な負荷をかけることになる。
(現に最初の文明の発祥地は皆砂漠化している)
それを解決したのは、リン鉱石の発掘やアンモニアの製造を通じて空気中の窒素を固定することが可能になった科学肥料の誕生であり、それは化石燃料に依存している。
なるほどな、と思った矢先に、先日リオ+20で発表された地球環境の許容度のデータでは、窒素量もCO2以上に地球の許容量をはるかに超えているという記事がありました(読売新聞のwebで見つからなかったのでこちら参照)
個人的には初耳だったのですが、実は専門家の間では窒素循環というのは当然の問題意識だったようです。
(たとえば農業における窒素循環の視角から循環型社会を展望するなど)
地球人口の増加と食糧問題を考えると、耕作適地(や水資源)の絶対量が限られるなかで収量の増加を志向せねばならず、循環型農業がそれに対してどこまで有効かというのが素人考えながら問題としては難しいように思います。
海水の富栄養化や窒素酸化物による大気汚染など地球温暖化以上に因果関係がはっきりしているし被害も具体的なので、ひょっとするとCO2問題よりも大きいのかもしれません。
乱暴に要約するとこんな文脈。
定住人口を支えるために農耕を行なうことは土地に過剰な負荷をかけることになる。
(現に最初の文明の発祥地は皆砂漠化している)
それを解決したのは、リン鉱石の発掘やアンモニアの製造を通じて空気中の窒素を固定することが可能になった科学肥料の誕生であり、それは化石燃料に依存している。
なるほどな、と思った矢先に、先日リオ+20で発表された地球環境の許容度のデータでは、窒素量もCO2以上に地球の許容量をはるかに超えているという記事がありました(読売新聞のwebで見つからなかったのでこちら参照)
個人的には初耳だったのですが、実は専門家の間では窒素循環というのは当然の問題意識だったようです。
(たとえば農業における窒素循環の視角から循環型社会を展望するなど)
地球人口の増加と食糧問題を考えると、耕作適地(や水資源)の絶対量が限られるなかで収量の増加を志向せねばならず、循環型農業がそれに対してどこまで有効かというのが素人考えながら問題としては難しいように思います。
海水の富栄養化や窒素酸化物による大気汚染など地球温暖化以上に因果関係がはっきりしているし被害も具体的なので、ひょっとするとCO2問題よりも大きいのかもしれません。