一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「対立候補」という言葉の定義が間違ってませんか?

2005-08-11 | 余計なひとこと
ただでさえ暑いのにいちいち目くじらを立てたくはないのですが、「自民党が造反議員に対立候補を立てる」というのは言葉の定義がおかしいと思います。

自民党としては党議に反して公認を取り消したために、公認候補不在の選挙区が出来てしまうため、政権党としては当然そこにも候補を立てざるを得ないわけです。
しかもそこには無所属に転じながら依然として有力な候補がいるわけですから、自党の候補者を当選させるためには、集票力のある有力候補を立てる必要があるわけです。

自民党から見れば「対立」しているのは、反対派議員の方です。
対立候補がいようといなかろうと、自党候補者者を立てるのもあたりまえです。

何でこれが「道義にもとる」とか「奴隷を猛獣と戦わせるローマ皇帝」になっちゃうんでしょう?
こういう文句って、ベースに「自民党は自分の面倒を見るべきだ」という前提があるから出るんですよね。
でも、マニフェストに反する行動をして、なおかつ面倒を見ないと文句を垂れている方がおかしいと思います。


これは、就業規則違反をして解雇になった会社員が、会社が再就職先の面倒を見てくれないのは冷たい、と文句を言っているようなものです。

過剰接待疑惑で辞職した大蔵省官僚が、ほとぼりが冷めた頃に天下り先を世話されている事を批判していたのは、マスコミや国会議員の方々だったのではないでしょうか?
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