一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『バーン・アフター・リーディング』

2009-05-06 | キネマ
2作目は『バーン・アフター・リーディング』

コーエン兄弟と曲者系の役者ということで期待していたのですが、これはいまひとつ食い足りない感じでした。




公式サイトのトーンでは、ブラッド・ピットやジョージ・クルーニーのファンがお気楽に楽しめればいい(コーエン兄弟にしてもここは手堅く収益を上げよう?)という感じなので、あまり期待しすぎてはいけなかったのかもしれません。


人間の愚かさを戯画化するのが得意なコーエン兄弟だけあって、登場人物の設定やストーリー展開はなかなか面白いのですが、スターたちが勝手に遊んじゃっていて、シニカルにいくのかドタバタで行くのか中途半端な感じでした。


これがもう少し地味目や無名の俳優を使って「自分を過大評価しがちな男と現実的で欲深い女」をシニカルに描いた映画にしたら『ファーゴ』のような作品になったかもしれないな、とふと思ったのですが、期待しすぎでしたかね。




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