多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

「朝日の昇る勢い見せて、ああ勇ましや、日本の旗は。」:唱歌『日の丸の旗』の歌詞です

2018-08-30 | Weblog
前回の「われは海の子」に続き、今度は唱歌『日の丸の旗』の歌詞です。

これはおなじみの「白地に赤く…」の次にこう続きます。

朝日の昇る
勢い見せて、
ああ勇ましや、
日本の旗は。

この一節も戦後日本には都合が悪いと見えて省略されることが多いようです。
ただ式典とかで勝手に(?)この個所も歌っている人もいておもしろい。
学校行事などで歌えば🐽共産党🐖がやめさせようと抗議するかもしれませんが、どんどん歌っていいのでは?

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『われは海の子』の「我は護らん海の國」という歌詞

2018-08-30 | Weblog
海の季節の八月も終わりますが、唱歌の『われは海の子』です。

この歌詞の最後に「いで軍艦に乘組みて 我は護らん海の國」という一節があります。

自分がこの歌詞の存在を知ったのははるか昔の昭和50年代のことでした。
しかも左翼に教えてもらったという、いまからすればまことに情けない話。
当時の海のイメージと言えば南の島のトロピカルリゾーだのサーフィンだの、まるで米国植民地下の日本土人みたいで、しかも湘南をそれに見立てるというこれまた情けない時代でした。

ただこの歌詞の一節を知って、『われは海の子』の戦前への「失われたリンク」がここにあり、これで『われは海の子』の意味が完成し、「海の子」の身近な海はこうして日本の海へとつながっていたのでした。

しかし戦後日本は「いで軍艦に乘組みて 我は護らん海の國」の心意気を隠して平気な顔をしているインチキな時代。
しかも自分の若い頃はその海をトロピカルリゾートに見立てるような馬鹿の上塗りをやっている時代なのでした。

当時はまだしょうもないリベラルでしたがひょっとしてあのころ、今の保守の自分の下地ができたのかも?

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