念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

観測所・試案

2006年12月13日 | 天体スケッチ
 
 冬場の山への遠征は厳しいものがあるので、研究や調整、画像処理の勉強用に実家の庭に観測所を作ることにした。
ナローバンドのフイルターなどを使っての撮像テストもしたい。

何も観測所を作らなくとも三脚をたててやれば同じであるが、車からの機材の出し入れや、より落ち着いて撮像観察するためである。

フリーのCADを使って簡単に試案を作ったが、このフリーソフトは一度プリントアウトしなければ他のソフトで読み込んだり、webなどでも表示できないようだ。

中天の先輩達や海外のHPなどから情報を収集中であるが、スライドルーフは観音開きではなく、「一つ屋根片方スライド」にしようと思っている。
アメリカや海外ではこの片方開きが多い。
アメリカなどでは木材をふんだんに使ってのスライドルーフが多いが、あまり屋根が重くなっても強度が心配なので軽く作るに越したことはない。

IDAS LRGBセットType-2

2006年06月30日 | 天体スケッチ
 
某オークションで『IDASフイルターLRGBセットType-2』を1万円でゲットした。
安いか高いかは判らないが、私は安いと思い落札した。

このフイルターセットはもう販売されていないが、LRGB各フイルターに赤外ブロックコートが施されている。
SBIGのCFW-8Aにはそのまま装着して使えそうである。
SBIGのLRGBセットはLフイルターは赤外透過であることだし・・・。
現在のIDAS LRGB Type4 (31.7mm) セット(38,700円) はLRGBフイルターは赤外透過で赤外カットフイルター(付属)を各フイルターと併用になるので、色合いはともかくType-2では赤外カットフイルターをいちいち装着する必要は無くなる。

某オークション、掘り出し物があると相当値段が上がるし、良いものは即刻売れてしまう。
私は時々昼間に覗くようにしている、掘り出し物は皆が見つける前にさらってしまうのだ。
今回は皆が見つける前に掘り出したと思っている。

まだ使用していないのでなんとも言えないが・・・他の人の使用例のHP画像などを見ると少し紫っぽいかもしれない。

天狼星

2006年01月11日 | 天体スケッチ
 
 今朝は雲が出張って星は見えない(上の画像は今朝のものではありません)。
Webガイダーのバランス調整や若干の補強をしたので撮りたかったが・・・。

大学を卒業して20代の後半まで、よく放浪旅をした。
そのために親やいろんな人に多大なる迷惑をかけたのだが・・・。

四国を歩いて旅をした時は、よく野宿した。
漁港の伝馬船の上とか、ビニールハウスとか・・・。
野宿すると晴れていれば、嫌でも見上げると星が目に飛び込んでくる。

ひときわ見つめられるような強烈な輝きの星があった。
天文の知識があったわけでもないが、何となく頭に『天狼星』という言葉残った。

先年デッサン日記でも描いたのであるが、2000年の個展の時にも『天狼星』を描いた。
まだ凹版念描の技術が甘く、絵自体はお粗末であったが。

 

今日メールを開いたら、AstroArts の星空アナウンスにこの『天狼星』のことが書いてあった。
おおいぬ座のシリウスのことを、中国では『天狼星』と呼ぶらしい。
全天一の輝きを持つシリウスの名は「焼き焦がす物」という意味から来ているとか。

良く私のHP『念版による油彩画』のトップ画像に使う「阿修羅」もこの天狼星のイメージに近い・・・。


またいつか『天狼星』を描こう・・・。

火球

2005年09月13日 | 天体スケッチ
 

9月8日(木)の21時30分頃ちょうど旭高原元気村で星の撮影をしているとき、
西の空から地平線まで落ちてくる流れ星と言うには大きすぎる、本当に火球ということばがぴったりの大きな火の玉、隕石?を見た。
炎がめらめらと尾を引き本当になにか物体が燃えながら落ちてきたようであった。
何気なく翌日よその掲示板などをみていると、その火球は日本のかなり広範囲にわたって見られていた。
さすがに突発的な火球なので写真やビデオ画像は撮られているということは聞いていない。ほんの2秒から3秒星野写真を撮っている人なら捕らえたかもしれない。
大きさは満月の三分の二くらいでした。

思い出して絵にしてみた。