ネットで当方(愛知県)の画材店を検索していると懐かしいロゴを見つけた。
いつも使う Map は Google で 画材屋の検索ではトップの見出しには出ていなかったので見つけられなかった。
『(株)画荘ヴィーナス』という画材屋で当方では一番の老舗です。
2,30年前に倒産したと聞いていたのですが・・・。
20年ほど前に新しくできた街(通り)にできたらしく『以前の店の本店です』と言っていた。
店の人と話し込むと、50年前からいるという人(私と同世代で現在のオーナーかも)と懐かしくつい長話をしてしまって、肝心の買い物の一部(絵具)を買うのを忘れてきてしまった。
東京では故中村紘子(ピアニスト)のお母さんが銀座画材屋『月光荘』の社長をしていましたが、
その『月光荘』と同じくらいの歴史があるのでは・・・。
本通りから一本入った静かな場所に店はあります。
中に入るととても広く額縁から美術絵画材料一切がそろうような品揃えの倉庫ようです、その辺の画材小売店とは全く規模が違う老舗の風格がありました。
昔なじんだ懐かしく、思い出が残る店が存続していたのは喜ばしいことです。
帰りに老人保健施設にいる母に面会してきました。
私が『実家に寄ってきた』と言うと、目を輝かせて『どんな風だった?』と聞いてきました。
暖かくなった、庭に咲いていた花(雑草)の写真を見せました。
どんなにか帰りたいと思っていることでしょうか。
KORG の Nu-1 を購入してから LPの録音も試してみた。
Nu-1 の Mc 対応のイコライザーからの録音も試してみたが、
Aqupese のイコライザー A級アンプ E-650 からの入力 (Line)の音には到底およばない。
Nu-1 のイコライザーからの取り込みは使えない・・・というより、Aqupese のイコライザー またA級アンプ のアナログの技術のレベルが卓越しているということである。
LPの演奏はやはりノイズが引っかかり聴くのをためらってしまっていたが、このノイズさえ軽減できればアナログ音声の広がりのレベルは半端ではない。
手動でのクリーニングを試みていたのだが時間もかかるし、疲れてしまう。
十数万する洗浄機は買えないが、中国製の超音波洗浄機(5万ほど)を使ってみることにした。
洗浄後の水切りや仕上げ保存も重要ですが、
とりあえず洗浄後、乾かしただけで聴いてみた。
温度設定、洗浄時間をもう少し詰めればまだ良くなると思う。
クオリティーが倍になったような、ノイズが減った分広がり、厚みが増した。
天国への扉があきましたね。
この一瞬のためにつぎ込んだAqupese の値段の高さへの思いも消えた。
Aqupese のアナログ技術は素晴らしい。
LPプレイヤーが旧式なので変えようかとも思っていたが、変えなくても充分な音質です。
やはりLPレコードの復活は洗浄であった。
LPを買った頃のオーディオ機器に比べれば格段に良い機器で聴くレコードの音は天国へ誘ってくれる。
久しぶりに張った キャンバス(S20号)
以前、大きなキャンバスを張る用意に買ってあったタッカーなどを初めて使ってみた。
大きなキャンバスを張るのは一苦労で特にマンションなど音が響くと差しさわりがある環境では大変なことであった。
画材屋に頼んでもシワを作ったりあまり上手な人はおらず、たいていは自分で張っていた。
以前はキャンバス張り器とカナヅチと釘が昔からの道具でした。
タッカー キャンバス張り器
今回はそれほど大きなキャンバスではないが、試しに張るにはちょうど良い大きさです。
手術後のひ弱な体力でも簡単に張ることができた。
音も響かず、カナヅチを使っていたころに比べると嘘のように楽に張れた。
ホッチキスのような鋲を打ち込んだ。
それにしても今時は油絵など描く人は少ないのか画材屋が倒産したり無くなっていっている。
私が住む地方(美大などは4校はある)でも近所にもあった画材屋が今ではほとんどが店じまいをしてほんの数軒残っているだけです。
車で1時間ほどかかるところばかり。
以前は個人で注文など受けて配達してくれる人もいたのですが現在は廃業した人が多い。
儲からなければ商売は成り立たないわけです。
牛肉のステーキなど多めに食べた夜の後に調子が悪くなり・・・下痢をしたり鼻水タラタラ・・・熱は無いのだが、胃腸風邪だろうか?
ここ一週間ばかり力が入らない(少し動いても息が切れる)日々が続いている。
体重は42kgほどで変わらないのだが、栄養が足りていないのか全く力が入らない・・・。
続けていた油絵も最後の仕上げの段階に入ったと思っていましたが、
決定的なミスではないが技法上の重要なミスをしていたことが判った。
「逆相」 スピーカーなどの配線で+-を逆に繋いだ時にも使う言葉です。
スピーカーでは音は出ます。
私の絵の中でも「逆相」とは「内動」からくるタッチが逆方向で描いていたことです。
全くのミスではないが・・・・・上から下へ流れるのではなく、下から上へ(濃いほうから薄いほうへ)無理にタッチを持って行っていた。
何時まで経ってもロスが多く正確な形(空間)が出ない状態が続いていたようです。
時に絵画作品は膨大な修復をするより、新しく描き直した方が良いとこもある。
ダビンチのように生涯時間をかけてコツコツと描きあげたいと思っていましたが、
今回は一旦筆を置いて、新たなキャンバスで描き直すことにした。