私の念描写について、以前は画面に念場を張りその強弱を(磁場の強弱を感じるように)濃淡に描き分けていた・・・凸版。
現在は念場は張るのだがその強弱を触って(全画面)濃淡・強弱を着けるのではなく念場を凹版のように溝のような状態をイメージし、
身体の中の内動によって描画する方法に変えてきた。
内動というのは、野口三千三氏が考案した野口体操の内動からきています。
現在の私の念描写は念場の強弱による濃淡とその版面を内動で身体(手指の筆先まで)を動かし描いていく・・・。
小さな紙のデッサンなどは指先、小手先だけの内動と勘違いしてしまいますが、身体全身を使わなければ・・・
ということがよくわかってきた。
現在は体力がないので椅子に座って描き出したのだが・・・途中から立って描くことにした。
やはり全身を使ったほうが内動がよく出る。
野口三千三氏は 1998年 に亡くなられたようで、私はこのころに一度手紙を出したことがありますが返信はありませんでした。
私は芸大の体育の授業で野口体操を知ったのですが、劇団などで演劇をやっている連中からも評判を聞かされていました。
野口先生は民芸とかいろいろな劇団でも教えていたようで、またその人たちからも尊敬をえていました。
私はというと、野口体操の集中講義でレポートを提出して・・・・・成績は『秀』をもらいましたが。
内動は体術です。