念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

都会での星雲撮影

2005年12月29日 | 天体写真
 
 昨夜の我が家の天文台はスタンバイOKであったが西と北の空を見上げると雲は無かったが悲しいかな星が一個も見えない状態であった。
雲がなければアンドロメダを撮りたかったが・・・。
目安になる星が見えなければ合わせようがない。
自動導入ソフト「Sky6」は導入動作させるためには最初に星を捉えて同期させなければならないし。
火星なり目ぼしい星が現れるまでもう少し待つとして南の空を固定撮影した。

「オリオン座」中心に20秒、30秒の露出で数枚撮影で気が休まりました。

雲が出てきたので仕事をAM3時頃まで続けた。
一段落したので片付けて、窓から星を見ると2等星くらいは見えるのでWebガイドでの撮影をすることにした。
スバルが上がっていたが、撮影鏡が窓枠に掛かってしまう。
星が移動して視界に入るのを待ち2枚ほど撮影した、それも半分ほど窓枠に隠れた画像だ・・・。
オリオン座も角度が低くガイド鏡が窓枠に引っかかり、一枚しか撮れなかった。



角度的にバラ星雲(NGC2237)が捉えられそうであったのでFS-102,レデューサー使用でf680mm、5分露光を5枚強行撮影した。
25分ほぼ完璧にWebガイドできて結果が楽しみであった。
今回はダーク画像まで撮っておいた。
最後は水平角度から10度もないところだったので星雲の色まではとても無理だと思ったが・・・。
案の定どんなに画像処理しても星雲の発色はこれが限度です。
天頂部分で捉えればもう少し写るでしょう。
長時間ガイドも確実に支持を固定すればできるようです。
下は10月に平谷で撮ったバラ星雲(f302mmノータッチガイド)です。



デジタルカメラなので30分とか1時間は必要ないですが、きちっとやれば1時間のガイドも可能かと思います。

それにしても都会の空は明るくて視界が悪い・・・。
今夜は天気が良さそうで皆撮影に行っているようだが・・・・。
今夜は連夜の夜なべで体力がありません。

Webガイダーテスト

2005年12月27日 | 天体写真
 
 クリスマス(25日)の夜に実家でWebガイドシステムを組み上げてテストしようと思ったが、とたんに雲が覆ってきてテストできませんでした。
一晩中晴れて安定した星空は望めそうも無いと考え、自宅(マンションの窓から)テストすることにした。

私の持っているEM-200用三脚(SE-M)は高すぎて(高さ)赤道儀を搭載すると窓から望遠鏡で撮影することはできないので低い三脚を自作することにしました。
もったいなかったがキャンバスの木枠を使って早速作り上げ赤道儀を搭載した。
三脚自体の高さは60cm強、SE-Mの長さと比較してください。





AM3時ころ北の空をみたら晴れていたので極軸を合わせる。
何とか北極星を捉えたので、ついでWebガイダーのテストをしました。
今まで、焦点距離355mmのFS-60CでのWebガイダーのテストは何とかやれていたのですが、焦点距離800mm(レデューサーをつけて680mm)のFS-102では満足の行く結果はでていませんでした。

ガイド鏡の2点支持を何とか工夫しての初テストでした。
西の空は雲で覆われていて、北西のカペラがかろうじて見えていたので
テストして見ました。
望遠鏡の向きの設定が反対になっていたようで、3度ほど失敗のあと
向きを正しく?設定しなおしたら3分と5分のガイドはバッチリ成功しました。
勢いをかって、西の空をと窓を開けようとしたら夜露?が凍って西の窓があきませんでした。
仕方なく今夜のテストは終了です。
マンションの窓からでは画角が狭く撮りたいものがなかなか撮れませんが、
晴れている時を見計らっての撮影ができそうです。
都会の空は明る過ぎますがテストや機材、ソフトに慣れるためにはやらないよりましです。

Webガイダーを思い通りに使いこなせれば焦点距離800mmほどの撮影もできます。
思い切って低い三脚を作って正解でした。
下は拡大図(原版の70%)です。


聖夜の星空

2005年12月25日 | 天体写真
 
今夜は聖夜と書かせてもらいます。

明けて25日1:20頃の我が家のまどからの星空です。
この画像を撮ってからすぐにまた雲が覆ってしまいました。

仕事が終わって運良くスバルが入る星空が写せました。
上右、カリフォルニア星雲と書かれた下あたり、薄っすらですが赤くなっています。
F1.4、二十秒露出、ISO200でしたが薄っすらと赤みが確認できました。
今夜は寒いのでシーイングが良いのであろうか。

下のM45スバルの画像は10月に撮った画像ですが、再処理してみました。




無題

2005年12月22日 | 風景
今日も降り続けた。
と言っても雪国ではない・・・。
夕方から吹雪いていたがもう風景は白くなっている。
こちらでは珍しい風景である。


雪が降る。

2005年12月20日 | 風景

当方では58年ぶりの大雪とか・・・。
23cmの積雪という発表だが、当方は名古屋でも南のほうで、15cmくらいであろうか。
実感としては去年や以前の大雪のほうが多かったようにも思う。
東京にいたころは40cmほど積もった記憶もある。

最も印象深かった雪の思い出は、ヨーロッパを徘徊旅行していた時、
イタリアのミラノから西へ50kmほど鉄道で行ったノバラ(Novara)という街を歩いていて雪が降ってきた時であろうか。
今でもそのときの情景はまざまざと思い出すことができる・・・。
一人旅であった、が誰かを探していた・・・。
アダモの『雪が降る』そのものの世界であった・・・。

星のお勉強

2005年12月17日 | 天体写真
今夜も晴れていました。
西の空に火星が見えているだけで、窓からは肉眼ではその他の星は見えませんでした。
30mm、F1,4で二十秒露光、ISO100で撮影したらかなりの星が写っていた。
よく見るとアンドロメダ大星雲やペルセウス座二重星団も写っているではないか。
こんなことならテスト撮影に行けばよかったとも思ったが・・・。
今日は仕事日であり、手が離せなかった。
24時頃息抜きに4,5枚撮影してみた。

 一流の人は毎日撮影しているようだ。
MLでは毎日続々と投稿されている。
月が出ていようが、寒かろうが、毎日撮る・・・。
銀塩や冷却CCD画像なので屋外での撮影であろう。
私も毎日撮れる環境がほしい・・・、絵の仕事の合間に・・・。

ガイドシステム

2005年12月15日 | 
 昼間当方では晴れ間も出て暖かくなりかけた。
近くの実家の庭で未完成だったガイドシステムを組み上げた。
テストが待ち遠しい、今度はうまくいくと思う。



夕方は雲も引いて晴れそうな夜だったので、そのまま残ってテストしたかったが
ノートパソコンを忘れてきたので、いったん夕食に戻りました。
ラーメン屋で生ビール大を飲んだらいい気持ちになりました。
空を見上げるとほぼ満月が雲がでておぼろであったし、星はほとんど見えなかったので今夜はテストやめました。
こう寒くてはなかなか野外で撮影しようという気にならない。

白鳥座付近

2005年12月10日 | 天体写真
 
 10月に平谷へ行った時にシグマ30mmF1.4の試し撮りをした時の画像を見たら、
やはり都会とは格段に違う星の数であった。
ピントが甘かったのでアップしなかったのであるが・・・。
1分弱の露出で天の川が満杯に写った。
しばらく山での星像を見ていないので自宅の窓からの画像でも嬉しかったのですが、この画像を見るとやはり山へ出かけなければまともな物は撮れそうに無い。
状況を見てまた出かけますかな・・・。

プレセベ、土星など

2005年12月09日 | 天体写真

今朝も5時前に起きて空をみましたら、8割方雲が覆っていて、
南、北方面は雲でダメ、東は我が家からは見えない。
西の空部分的に雲がないところがあるので、撮ってみました。

三脚を出窓一杯まで近づけて、できる限り上を狙って、
プロキオンより上をメクラ撮りしたら、「かに座」のM44プレセベ星団がボーっと写りました。
左上には土星が、一月には土星がプレセベを通過するようです。
40秒露出Fは2.8で撮りました。
画像サイズ・容量とも大きい(200kbはある)ですが、容量を落とすと星が見えないので大きくしました。
左下のプロキオンの上の斜めの線は人口衛星の光跡のようです。

ペルセウス

2005年12月08日 | 天体写真
 
 女房の知り合いの『新沢としひこ』さんの歌に出てくるペルセウスとは『ペルセウス座』のことであった。
彼のコンサートで聴いたペルセウスの下りは印象的であった。

小さな自由雲台のついた三脚を買ってきた。
出窓の部分に固定すれば、デジカメで撮る範囲が格段に増えた。
今朝は4時半に起きて空を見たら晴れていたので、飛び起きて撮影しました。
1時間ほど20秒から30秒くらいの露出で撮りました。

撮った画像をあとから見て、謎解きがたいへんでした。
オリオン座やスバルなどはすぐわかるのですが、他の星座はさっぱりです。
シュミレーションソフトと見比べながら大体今日撮った星や星座の名や位置が判明するまでかなりかかりました。
一番最後に撮った画像の星座を線で結んだらペルセウス座まるごと写っていました。