念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

クリスマスツリー星団・コーン星雲の先端

2006年10月30日 | 天体写真
 
 現場でノートPCにソフトのドライバーを入れたり、システムの復元などを延々とやっていたので撮像はAM1時頃からなってしまった。
F9.8(フラットナー・レデューサー)のμ-180では自動導入ソフトへの同期星をファインダーから導入することがとても難しかったが、ライトをファインダーの上からかざして十字線を見えるようにしたらようやく導入することができるようになった。
もう少し早ければ撮る対象が違ったと思う・・・。
この「クリスマスツリー星団・コーン星雲の先端」もガイド星が無かったのでカメラを180度回転してようやくセルフガイドをやれた。
一晩晴れても時間は見る間に無くなっていしまう。
次回からはもう少しロスをなくしたい。

それにしても天文ガイド11月号最優秀受賞の山中さんの撮影態度には感嘆しました。
素晴らしい探究心と一つの対象を撮像するための執念には恐れ入りました。
私が一眼レフデジカメで撮るときの10倍以上は下準備をするのでしょうか。
私は写真と言うものに対して、ただ漠然と「押せば写る」というなめたイメージを抱いておりましたが、山中さんの撮影態度をみていますと、私たち絵描きが何年もかかって描いていく絵画と変わらぬ情熱や積み重ねを垣間見た思いです。
石倉さんといい、山中さんといい作品しか見れないのではなく、実際に現場で垣間見る撮像過程は共にしなければ絶対に分からないことだと思いました。
惜しげもなく披露してくださった石倉さんや山中さんに感謝します。
(私たち絵画の世界では技は秘密にして教えない・・・、盗むと言うより自分で開拓するしかなかった)

長焦点は難しい。

2006年10月28日 | 天体写真

 今月の撮りごろ(新月期)は天気には恵まれたのですが、PCやソフトのトラブル等悪戦でした。
成果は昨夜の一個なんとかRGBまで・・・。
処理を早くやりたいですが、明日も一日用事があるし・・・2,3日先になります。

下は沈み行くカシオペアISO1600、20秒

時のいたずら・THE PRAYER

2006年10月22日 | キャプチャー
 先日遠征のときノートPCのUSBのソケットがぐらぐらで冷却CCDのリンクが切れたり調子が悪かったのですが、起動しなくなってしまった。

昨夜からの好天に間に合わせようと女房のPCを借りたり、古いノートPCにソフトをインストールして出かけようと思ったのですが・・・。
USB・シリアル変換がうまくいかない仕様であったり、シリアルが使える古いノートPCは自動導入ソフトを入れる空き容量が足らなかっり。
私からお誘いしたYさんには気まずい思いをさせてしまいました、朝まで晴れていいのが撮れましたでしょうか?

ガックリきてTVを見ていると9時から『アンドレア・ボチェッリ コンサートin・・・』があるとの宣伝をみたので予約して録画しておきました。
疲れたので少し寝てから先ほど再生して見ました。
ラスベガスでのショーを1時間ほどのものにした番組でしたが、ラテンやスタンダード曲ばかりでしたが、バックのミュージシャンもすばらしく歌もなかなかのものでした。
ラストの前にアルバム「夢の香り」にも入っていた『祈り・THE PRAYER』をヘザー・ヘッドリー(アルバムではセリーヌ・ディオン)とデュエットしました。
ヘザー・ヘッドリーの歌声もすばらしく、歌い終わると観客はスタンディング・オベーションでした。
デッサン日記にも取り上げた曲で、聴きながら不思議と涙が流れるのを覚えました。
人は美しいものに触れると涙を流すのかもしれません・・・。

ノートPCが壊れたり、遠征撮影に行けなかったのは時の神が私にこれを見せるためにしたイタズラだったかもしれない。

ガイド星が暗い!!

2006年10月19日 | 天体写真
 
 ヤフオクで2万5千円で買ったノートPCの調子が悪い。
USBソケットがバカになったか、冷却CCDカメラのリンクが切れてしまう。

昨夜は早いうちの2時間ほどはまあまあ晴れていて狙いたい対象があったのだがPCとリンクできず撮り損ねてしまった。

やっと何度も再起動してなだめて撮影しかかったら雲が出てきてしばらく待ったが雲は厚くなるばかりで、仕方なく撤退した。
フラットナーレデューサーを装着してもF9.8のμ-180ガイド星がとても暗く、ただでさえどんよりとガスが垂れ込めていたので視界が悪くなっていたし、途中でガイド星を見失ってしまうコマもあった。
結局L画像15分一枚と11分くらいのガイド切れの画像が撮れたのみでした。
このNGC7635「泡星雲」はHαフイルターが到着したら撮像しようと思っていましたが、普通のクリアフイルターでどのくらい写るかテストでした。
セルフガイドも考えないといけない。

R200SSを実戦へ

2006年10月12日 | 天体写真
 次回の撮影は何を撮ろうか、いろいろ下準備で調べているとあれもこれも撮りたいが前回とは違う焦点距離で撮りたくなる。
順番から行くと屈折のFS-102かもしれないがf800あるR200SSも使ってみたい。
もう少し経験を積んだらまとめて売り払ってもう少しましな鏡筒がほしいが・・・。

デジタル一眼レフではほとんど使っていなかったが冷却CCDカメラでなんとか撮像してみたい。
タカハシ屈折用のピントゲージをちょっと工作してR200SSで使えるようにした。
ピントゲージがあればR200SSでも撮れるのではないかな・・・。
光軸とかヒーターとか若干めんどうではあるが・・・。


IC2118 魔女の横顔

2006年10月05日 | 天体写真
 
オリオン座のリゲルの横にたたずむ「魔女の横顔風星雲」。
9月28日阿智村での撮像、南の空かなり低かったが、M33をAM1:00で切り上げギリギリの時間であったが撮ってみたかった。
それにしてもこの位置は人工衛星の通過が激しい。
5枚ほど人工衛星の光跡が入ったが撮像が少なかったので使った、コンポジット暗で。
10分露光8枚、RGB5分各2枚ずつ。RGBの最後は薄明に近かった。

撮影地は南は低い山で暗さについてはまずまずであった。
いずれもう少しとりやすい季節に再挑戦してみたい。

IC410

2006年10月01日 | 天体写真
 
 9月20日阿智村での撮影でM31を撮像して三脚にカメラがあたりそうになったのM31は終了した。
薄明まで1時間以上あったので「ぎょしゃ座」のIC410を撮像した。
昨年Kissデジでも撮像したかもしれない。

L画像10分4枚、RGB3分2枚づつ、総露光70分

処理もあまり凝らないで簡単にやってみた。
散光星雲の下に人工衛星の光跡が入っていた・・・。