現場でノートPCにソフトのドライバーを入れたり、システムの復元などを延々とやっていたので撮像はAM1時頃からなってしまった。
F9.8(フラットナー・レデューサー)のμ-180では自動導入ソフトへの同期星をファインダーから導入することがとても難しかったが、ライトをファインダーの上からかざして十字線を見えるようにしたらようやく導入することができるようになった。
もう少し早ければ撮る対象が違ったと思う・・・。
この「クリスマスツリー星団・コーン星雲の先端」もガイド星が無かったのでカメラを180度回転してようやくセルフガイドをやれた。
一晩晴れても時間は見る間に無くなっていしまう。
次回からはもう少しロスをなくしたい。
それにしても天文ガイド11月号最優秀受賞の山中さんの撮影態度には感嘆しました。
素晴らしい探究心と一つの対象を撮像するための執念には恐れ入りました。
私が一眼レフデジカメで撮るときの10倍以上は下準備をするのでしょうか。
私は写真と言うものに対して、ただ漠然と「押せば写る」というなめたイメージを抱いておりましたが、山中さんの撮影態度をみていますと、私たち絵描きが何年もかかって描いていく絵画と変わらぬ情熱や積み重ねを垣間見た思いです。
石倉さんといい、山中さんといい作品しか見れないのではなく、実際に現場で垣間見る撮像過程は共にしなければ絶対に分からないことだと思いました。
惜しげもなく披露してくださった石倉さんや山中さんに感謝します。
(私たち絵画の世界では技は秘密にして教えない・・・、盗むと言うより自分で開拓するしかなかった)